東京都議選に初めて挑戦した日本維新の会は、橋下共同代表のいわゆる従軍慰安婦問題などを巡る一連の発言のあおりで惨敗した。 躍進した昨年の衆院選から一転、失速した党勢に党内には危機感が広がるものの、「橋下氏抜きで参院選は戦えない」との声が大勢を占め、責任論は早くも封印されそうだ。 34人を擁立した維新の会。午後9時過ぎから東京都港区の党国会議員団本部で記者会見した山田宏・都総支部代表は、「厳しい結果になるのではないか」と厳しい表情を見せた。 報道陣から、党幹部の責任問題を問われた平沼赳夫国会議員団代表は、「次の参院選に向けてしっかりやっていけばいい」と強調。橋下氏の発言については「影響があったから選挙の状況が悪くなったという見方はしていない」と述べた。 会見場に石原共同代表は姿を見せなかった。橋下共同代表も、戦没者追悼式出席のため訪問していた沖縄から、夜には空路で大阪に戻ったが、記者の