今年春に入社した新人エンジニアたちも夏になるころには配属が決まり、現場へと巣立っていく。未知数の新人たち。それぞれどんな道を歩んでいくのだろうか。 文系の河又さん「一生働くために手に職を」 名刺交換をする手に若干の緊張がうかがえる。それもそのはず、インターネットウェアの河又茉莉さんは今年入社したばかりの新人だ。取材はおろか、職場以外の人間とあらたまって名刺交換をするのは初めての経験になるそうだ。 河又さんはこの4月にITエンジニアとして働き始めたところだが、ほんの数カ月前までは文系の学生だった。国文学を専攻し、天狗などが登場する中世の文学をテーマに卒論を書いた。ITエンジニアを目指した理由を聞くと「長く働きたいため、手に職があるといいと考えました」という。出産や育児などで途中にブランクが生じても専門職ならキャリアを継続できると考えたからだ。 また「文学部だと残るものがない」という焦りも抱え
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