平成21年6月に記者発表を行った有田川町のモササウルス類化石について、昨年12月から本年3月にかけて化石産出地点の発掘調査を行った結果、多大な成果を挙げることができました。現在、化石のクリーニング作業を実施中で、まだまだ途中段階ではありますが、いくつかの新知見も得られましたので、中間報告をいたします。 今回の調査によって、約3×1mの範囲内に多数の骨化石が埋没している状況を確認し、これら全てを採取することに成功しました。本年5月よりこれらの化石のクリーニング作業を開始し、現在までに椎骨24個(うち20個は関節でつながった状態)、肋骨15本、歯13本、及び前肢の骨と下顎骨の産出を確認しています(骨格図参照)。この産出部位数は、今後のクリーニング作業の進展によってさらに増加するでしょう。なお、前肢の骨などの特徴から、分類学的にはモササウルス亜科の一種に含まれることも判明しました(カナダ王立テ
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