このところ、出てくる経済指標が軒並み悪い。マネーに依存したアベノミクスに対する失望感は国内外で広がり、安倍政権がアベノミクスの成果と喧伝していた株価も急落している。 要するに、アベノミクスとは、金融緩和による円安で景気を上向かせ、円安に伴う株高を、GPIFを筆頭とした官製相場が加速させたものだった。2013年は華々しかったが、今やゼロ金利に踏み込んだ黒田バズーカーが逆噴射し、自陣(地方経済)にダメージを与えてしまっている。雇用の数字だけは良くなっているが、生産年齢人口が激減しているので、誰がやっても同じ結果になっただろう。 円安は大手の輸出企業に一息つかせる効果はあった。民主党政権ではそれができなかった。効果は認めよう。しかし、当然にして、為替は国際的な要因で変動するので、日本の技術力(付加価値)が高まる政策を地道にやるしかない。王道は規制改革。思い切って分権することで、自治体が競い合う状
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