現在開発中のPHP 8にJITコンパイラを組み込むべきかどうかを決定する投票が3月28日に締め切りを迎え、賛成が50票、反対が2票と圧倒的多数で可決されたことが、発表されました。 JITコンパイラはプログラムの実行時にコンパイルを行い、ネイティブコードを生成して実行するというもの。事前にコンパイル作業が不要なためプログラムを手軽に実行できるうえ、ネイティブコードによる高速な実行が期待できることが特徴です。 投票に参加したのはPHPの開発に貢献しているプログラマなど。同時にPHP 7.4へのJITコンパイラの実験的組み込みについても投票が行われましたが、こちらは賛成18、反対36の結果となり否決されました。 PHPは2015年12月、PHP 7へと10年ぶりにバージョンアップした際、PHP 5と比較して2倍以上の大幅な性能向上を果たしています。 参考:「PHP 7」登場。10年ぶりのメジャー
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