昨年は10勝12敗と負け越した前田健太。今季にかける思いは強い。 1991年以来リーグ優勝から遠ざかっている広島カープ。2007年から導入されたクライマックス・シリーズ(CS)には一度も進出したことがなく、Aクラス入りは1997年(3位)を最後に果たしてしない。昨シーズンも一時はCS圏内をうかがっていたが、最後は息切れする形で脱落してしまった。 しかし、今シーズンは、久々にAクラスを狙う戦力が整ってきたという評判だ。特に投手陣は北別府学、大野豊、川口和久などを揃えて、投手王国といわれた80年代の再現がなるのではないかと期待が高まっている。 なかでも評判がいいのが、ルーキーの野村だ。まだ打者を相手にした本格的な投球はしていないが、ブルペンでの投げっぷりは新人とは思えぬ落ち着きで、「投げ方がスムーズだし、球の回転がいい」(大野投手チーフコーチ)と評価も高く、東京六大学で30勝を挙げた実績を1年
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