今回の満足度:0点(5点満点) (以下ネタバレ) あらすじ 二十面相を名乗り不起訴となった犯人達を殺害していたのはカガミ警視だった。正義感の強い彼がなぜ? 疑問に思う一同を前に、カガミは静かにその理由を語りはじめる――。 感想 言葉を選ばずに今回のエピソードを評すると「非常に胸糞が悪い」ものだった。事件の凄惨さと救いようのなさに対してもそうだが、何より「心神喪失」や「心神耗弱」の大安売りをするその脚本に。 本作は現代社会に近い世界を舞台にしているが、諸々の非現実的設定を見ればファンタジー寄りのフィクションである事は明らかだ。だから、司法における「心神喪失」や「心神耗弱」という存在が現実世界よりも多く認定され、また不起訴や減刑の度合いも強いのだろう、と察する事は難しくない。特に今回はあくまでも「舞台装置」として、ギミックとしてそれらの存在をクローズアップしていた訳だから、現実世界に何かを訴え