評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 『灰と幻想のグリムガル(2016)』著者 十文字青 監督 中村亮介 異世界転生のフォーマットというのは、現代のわれわれが住む郊外の永遠の日常の空間と関係性を、そのまま異なるマクロ環境に持ち込むための装置(1) http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20160413/p1 上記の(1)の記事の背景をベースにしたときに、では、永遠の日常が続いていく、なじみの世界の、なじみの狭い人間関係から、僕らはいったい何が得たいのでしょうか??? 僕は、(1)で、世代というよりは大きなパラダイムの違うが生まれているために、日常と非日常の感受する順番が逆転している、と書きました。でも、そこで主張したように、僕は、ただ単に、それは順番が違うだけで、人間が求めるものは、普遍性があって、そんなに変わらないものだともっています