Web調査会社の米Net Applicationsによると,米Microsoftと米Mozillaが2006年11月にWebブラウザ新バージョンの市場シェアをそれぞれ大きく拡大したという。Net Applicationsは,「Internet Explorer(IE)7」が市場シェアを前月比3倍に増やし,「Firefox 2.0」はさらに大きな前月比5倍増を記録したとしている。 もちろん市場規模とシェアが小さい製品は簡単に大きな成長を示すことがあるため,このシェア拡大という調査結果は誤解を招きかねない。Net Applicationsの調査だと,例えば11月時点の全Webブラウザに対するシェアはIE 7が8.4%,Firefox 2.0が3.61%に過ぎない。10月にFirefox 2.0を使っていたユーザーは0.69%しかいなかった。その結果,Firefox 2.0は,大きな伸びを記録で