政府の事業仕分けで予算削減の「憂き目」に遭い、経済性を巡って議論を巻き起こした日本のスーパーコンピューター(スパコン)が、7年ぶりに「世界一」に返り咲いた。 開発関係者から喜びの声が上がり、「(世界)2位じゃだめなのか」の発言で注目を集めた蓮舫行政刷新相も称賛を送った。 理化学研究所と富士通が共同で開発したスパコン「京」の計算能力が世界1位と発表されたことを受け、20日午後に東京都千代田区の理化学研究所東京事務所で記者会見した野依良治理事長(72)は、「今後の開発の励みになる」と笑顔を見せた。 「京」は、宮城、福島両県の企業から部品供給を受けており、東日本大震災後は供給がストップする恐れもあったというが、野依理事長は「被災地企業の皆さんの努力で開発が続けられた。被災地の方々とこの喜びを分かち合いたい。世界に誇れる日本の力は、復興の原動力になる」と語った。 スパコン開発を巡っては、2002年
録画番組を再生する際にテレビCMを自動的に飛ばす「CMオートカット機能」がついたレコーダーやテレビが、姿を消す見通しになった。 大手電機メーカーでこの機能を備えた製品を生産している三菱電機と東芝が、春以降の新製品に、この機能の搭載をやめる。地上放送の完全デジタル化で、再生時にCMを確実にカットできるようになるため、民放各社で組織する日本民間放送連盟が問題視していたことに、電機大手が歩み寄った格好だ。 CMオートカット機能を備えたレコーダーなどは、購入段階から、リモコンなどで操作しなくてもテレビCMを飛ばして再生する設定になっている。 最初の機種は、三菱電機が1990年に発売したビデオデッキだった。現在は、三菱電機が録画機能を備えた液晶テレビ「リアル」と、ブルーレイディスク(BD)レコーダーの全機種に搭載している。
会社事務所に愛犬を放し飼いにした結果、社員がリフレッシュして売り上げが大幅に伸びた、という会社が大阪市内にある。 動物と触れ合うことで心身の健康維持を目指す「アニマルセラピー」の事業所版ともいえ、労働者の心の健康が社会問題になる中、同様の取り組みが広がりつつある。 この会社は大阪市西区の情報処理会社「ISA」。 同社では、行政文書を記号に置き換える業務などを行い、ビルのワンフロアにある事務所では、約40人の女性社員がデータ入力のためパソコンに向き合う。そこへヨークシャーテリアのヌクちゃん(雄、1歳)が駆け寄ると、社員は少しだけ手を止めて犬をなでる。 社員らは、1時間に約1万5000字を打ち込むため、ストレスがたまりやすく、体調不良を訴えて休業したり、退社したりする社員もいた。井原誠社長(65)は「何か社員を癒やす方法はないか」と思案。 自宅で4匹の犬を飼育する愛犬家で、「アニマルセラピー」
著名人の行動をつぶやいたホテルアルバイトの女子大生は、つぶやきから5時間余で、実名や顔写真をネット上にさらされた。 匿名の情報発信のつもりでも、ほかの交流サイトに掲載された複数のネット情報を突き合わせることで、個人が簡単に特定されてしまう実態がわかる。 女子大生がツイッターに書き込んだのは11日午後11時頃。その後、女子大生の書き込みをフォローしていたユーザーが、「リツイート」(他の人のつぶやきを、自分をフォローする人たちに知らせる機能)によって情報を拡散させていった。 女子大生は、ツイッターでは本名や所属大学などを明らかにしていなかった。だが、プロフィル欄に大学の学部名などを掲載、アカウント(登録名)には本名を類推させる文字が入っていた。実名で登録していたミクシィなど複数サイトの情報も突き合わされ、12日午前4時頃には顔写真やホテル名などをさらされた。
インターネットのファイル共有ソフトを使い、映画を流出させたとして著作権法違反(公衆送信権侵害)容疑で逮捕された男について、京都府警が、流出目的で映画のファイルをパソコンにダウンロードした行為についても、同法違反(複製権侵害)容疑で追送検したことがわかった。 府警によると、ファイルの流出行為だけではなく、パソコンに取り込む行為まで立件されるのは全国初で、府警は「入手行為だけでも違法性が問われると警鐘を鳴らしたい」としている。 府警によると、男は茨城県日立市鮎川町、ホテル従業員・重川裕二容疑者(37)。重川容疑者は今年4月、日本公開前の米映画を「Winny(ウィニー)」を使って流出させたとして9月27日に逮捕された。 ウィニーなどで著作権が侵害される問題を巡って警察当局は従来、ファイルを入手する行為よりも流出元を悪質とみて公衆送信権侵害容疑での摘発を進めてきた。 しかし、こうした行為が後を絶た
警視庁のオンラインシステムに接続している端末のパソコンが、「W32・Downadup・B」と呼ばれる新種のネットワーク感染型ウイルスに感染し、同庁がウイルス駆除のため、22日午後から断続的にオンライン業務を停止していることがわかった。 この影響で、東京都内の警察署で、車庫証明の発行業務や免許更新の事務手続き業務を一時、手作業で行わざるを得なくなった。完全復旧は週明けの26日になる見込み。 同庁によると、22日午後2時ごろ、端末のパソコン数台がウイルスに感染しているのを同庁のコンピューターが検知した。同庁は感染の拡大を防ぐため、都内101の警察署をつなぐオンラインシステムの一部を緊急停止するとともに、ウイルス対策ソフトを配信して駆除作業を実施したが、23日になっても作業は終わらず、さらに同日、数十台のパソコンの感染が判明した。このため、システムに接続しているパソコンで行う車庫証明の発行や免許
インターネットだけで授業、「サイバー大学」認可 文部科学相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」は27日、来春開校予定の大学や大学院など計25校の新設を認めた。 今回、すべての授業をインターネットだけで行い、キャンパスを持たない大学が初めて認められた。開校が認められたのは、私立大11校、公立短大1校、私立短大1校、私立大学院大1校、公立大学院1校、私立大学院10校。 福岡市に新設予定の「サイバー大学」は、ソフトバンクが71%出資する「日本サイバー教育研究所」が設置。ネットで授業を行うため、教室やキャンパスはない。 学長には、エジプト考古学者の吉村作治・早大客員教授が就任する予定。 開校が認められた大学などは以下の通り。 私立大 日本医療科学(埼玉)▽東京未来(東京)▽四日市看護医療(三重)▽京都医療科学(京都)▽森ノ宮医療(大阪)▽神戸夙川学院(兵庫)▽兵庫医療(同)▽近大姫路(同)▽環
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