従来型のホイールの中に、スポークではなく3つのスプリングが組み込まれ、道路からの衝撃を吸収するサスペンションになっている「Loopwheel」を紹介。 この数百年間、自転車のホイールはそれほど進化していない。だがこのほど、スポークを使わず、サスペンションを組み込んで衝撃を緩和する新しいデザインが登場した。乗り手の背中にやさしいほか、軽量化やサイズ縮小にも役立つものだ。 英国のデザイナー、サム・ピアースによるプロジェクト「Loopwheel」では、従来型のホイールの中に3つの折込み式スプリングが採用されている。この仕組みによりリムの硬さを保ちつつ、ホイールハブが約4.5cm以上動くことが可能になり、でこぼこの舗装道路での走行や縁石への乗り上げなどの際に衝撃を吸収できる。その結果、より不快感のない乗り心地となり、乗り手の身体に伝わる振動も小さくなる。 ピアース氏はLoopwheelのアイデアを