ここ数年、世間から注目を集める人工知能(AI)。2017年以降には、さらなる飛躍が期待されている。人工知能技術のひとつであるディープラーニングは、画像・音声認識技術の開発に利用され、今年から商品として実用化される機会が増えるとも予想されているが、今後、そのディープランニングを超える技術は登場するのだろうか。 人工知能企業・ヌメンタ(Numenta)の共同創設者ジェフ・ホーキンス(Jeff Hawkins)氏は、海外メディアへの寄稿で「ディープラーニングに代表されるニューラルネットワークもすでに旧式だ」としている。ホーキンス氏らは、人間の脳と最も似ていると評価される人工知能であり、大脳新皮質をモデル化することを目標としたアルゴリズム「階層型時間メモリ(Hierarchical Temporal Memory 、以下HTM)」を研究している。 なお、ホーキンス氏は、スマートフォンの起源となった