仕事が忙しくなってくると、残業したり休出したりと、仕事時間が長くなってしまいます。仕事時間が長くなると、どうしても睡眠時間を削ることになってしまいます。十分な睡眠が取れないまま、仕事に出かけると、疲れが蓄積してしまうので、仕事の能率が落ちてしまいます。すると、同じ仕事をやるのにも元気なときよりも時間がかかってしまい、仕事時間がさらに長くなってしまいます......。 上の図1に示したこのループは、いったん悪いほうに回りだすと、どんどんと悪循環になってしまいます。この悪循環にはまってしまうと、とてもつらくなります。 でも、この構造自体は、いったんよい方向に回れば、好循環になることがわかります。疲れがなくなれば能率も上がり、仕事時間も短くてすむので睡眠時間が確保でき、ぐっすり眠れればますます疲れなくなるという、うれしい状況です。 このようなときには、構造自体を変えるより、「どのように悪循環を好