昨年の各社の冷蔵庫は、「コンパクトで省スペースながら、500リットル以上の大容量」が特徴だった。そのうえ、三菱の「瞬冷凍」や日立の「真空チルド」、東芝の「超保湿」など、新技術が搭載されたものが多く、個性豊かなラインアップだったことが記憶に新しい(詳しくはこちら)。 毎年秋に新製品が発表される冷蔵庫だが、今年もすでに国内主要メーカー5社の新製品が発表され、ほぼ出そろった。キーワードは、「省エネ性強化」と「冷凍機能の充実」だ。 (文/神原 恭子=Asty&Sally)
国内のジャー炊飯器の出荷台数は2008年度で約630万台が見込まれているという。一家に1台あれば十分なはずなのに、「1部屋に1台」と言われているエアコンの700万台に近づく勢いだ。日本人の炊飯器の買い替え需要の高さがうかがわれる。 なかでも注目されるのは、10万円を超えるものもある「高級炊飯器」だ。2006年に発売された三菱電機の「本炭釜」がヒットして以降、各社が次々と高級タイプを商品化。炭釜に続いて、土鍋釜、銅釜、打込み鉄釜と、各社がさまざまな素材の内釜を開発し、スペースシャトルに使用されているハイテク素材を使用した内釜まで登場。炊き方もIHだけでなく、「圧力IH」「真空圧力IH」「スチームIH」とさまざまだ。 それぞれ高火力と炊き方の制御で昔ながらの“かまど炊き”のおいしさを目指したというが、すでに「かまどの味を超えた」という声も聞かれる。究極のごはんのおいしさを求めて選ぶ「高級炊飯器
アマダナは昨年末にNECとコラボして携帯電話を手がけました(N705i)。大好評で、品薄状態が続いているようです。熊本氏の言い回しを借りますと、「今まで渋谷のライブハウスでこぢんまりと活動していた泡沫バンドが、偶然エイベックスの目に留まって、あれよあれよと言う間に、気づいてみたら武道館でコンサートしていたようなもの」というシンデレラ状況のようです。 ここで熊本さんは兜の緒を締め直します。「このパターンは、創成期からのハードコアなファンたちとの距離が開いてしまう危険性を持っています。ファン心理とは微妙なもので、駆け出しの頃を知っているだけに、メジャーデビューとなると、うれしさ余って『裏切ったな!』『魂を売ったな!』となるわけです。 ですから、夜8時からの武道館ではニギニギシク大盛況に騒いで、でも12時になったら、初心を思い出して渋谷の場末のハウスに戻って、そこでもう一回仕切り直しをする必要が
CrunchGearが英コッツウォルズのマルムズベリーにあるダイソン本社を先週取材で訪れ、撮影した動画です。 信じられないほど眠気を催す声の主(ダイソン社デザイン・エンジニア)が、アップライト型掃除機の通史を解説していきます。5分睡魔と闘って聞くと、家のカーペットのホコリを吸う素晴らしい冒険の全容が把握できますよ? 初モデルはまるでウルトラマンみたいでしょ? 次のは、なにやら見覚えのある色・かたち。そう、日本市場向けデザインです。 洗練に洗練を重ねていく掃除機、掃除機、掃除機。 掃除機がどこまでも並んでいて、今にもウンパ・ルンパが出てきそう。ダイソン・ファン保存版の映像と言えましょう。(コッツウォルド行きたい!) [Crunchgear] Jason Chen(原文/訳:satomi) 【関連記事】 ・ネコ車みたいなダイソンの掃除機(動画) ・華麗に踊りたくなる掃除機ダイソン(動画あり)
前回(「“愛着”こそ最強の絆~アマダナ人気の秘密)は、高級家電の設計を手がけるリアル・フリート社長の熊本浩志氏にデザイン家電の考え方に関するお話を伺いました。単なるオシャレ風なコスメティックデザインではなく、対象とするユーザーの生い立ちまで考慮して記憶をくすぐるような設計をする。単なる省力や利便の機能を提供する手段としての道具ではなくて、その道具そのものに愛着を感じてもらうことが、モノづくりに携わる者としての喜びであるというお話を致しました。引き続き、熊本さんに話を伺いながら、今回はビジネスのあり方という側面から同社の志を分析してみたいと思います。 同社は5年ほど前に創業したファブレスの企業です。商品企画は自社で行い、量産は大手の電機メーカーのラインを利用しています。当然、設計開発のプロセスでは製造側の技術者と何度もやり取りをしながら製品設計を進めていきます。ここまではよくある話ですが、問
一人暮らしを始める際に購入する家電のなかでも、なくてはならない掃除機。収納スペースが限られるワンルームなどの場合、部屋の隅に置いておいて、すぐに使える「スティックタイプ」が便利。価格も1万円前後が中心で手ごろだ。吸じん力や使い勝手はもちろん、見えるところに置くため、デザインも気になるところ。これらのポイントを重視し、最新のスティック式クリーナーの中から「これは!」というものをピックアップした。 (文/神原 恭子<Asty&Sally>) スティックタイプはサイクロン式が主流 小まめなゴミ捨てとお手入れが必須 スティックタイプの場合、ごく一部のメーカーを除くとサイクロン式が主流となっている。サイクロン式では吸じん力を持続させるために、小まめなゴミ捨てとフィルターの手入れが必要(サイクロン式の仕組みについては、関連記事を参照)。スティックタイプには掃除が終わるたびにフィルターについたホコリを自
「低騒音」を売りにした生活家電製品の発売が相次いでいる。共働き世帯が増え、生活スタイルが多様化。帰宅後の夜間に家事をする“夜カジ族”の増加が背景にある。家電メーカーは「1デシベル」単位の静音対策にしのぎを削っている。(海老沢類) ≪掃除も夜間に≫ 東芝コンシューママーケティングが1日に発売したサイクロン式掃除機「Quie(クワイエ)VC−1000X」。「静かな」を意味する「quiet」から名を取っただけに、業界一という低騒音が売りだ。 最大450ワットの吸引力を誇るが、運転音は「静かなオフィス並み」という49デシベル。モーターをカバーで覆うことで運転音を抑え、振動を吸収するサスペンションを付けて振動も抑えた。さらに本体の車輪にゴムを付けて回転時の音を減らすなど、細かな部分でも騒音を減らすよう工夫されている。 同社が昨年、消費者800人を対象に掃除機を選ぶポイントを聞いたところ、「運転音が静
花粉が飛散し、鼻がむずがゆくなり始めたこの時期。家の中から花粉を追い出すには、空気清浄機だけでは不安。こまめな掃除で、床も空気もクリーンに保つのが正解だ。それには高性能で使い勝手のよい掃除機がぜひとも欲しいところ。サイクロン式と紙パック式は、どちらが良いのか――。クリーナーの最新事情を探っていくと、今買うべきクリーナーのポイントが見えてきた。 (文/神原 恭子<Asty&Sally>) 「サイクロン式」か「紙パック式」か 掃除機を選ぶとき、まず頭に思い浮かべるのは「サイクロン式」にするか、「紙パック式」にするかだろう。サイクロン式は比較的新しい方式で、遠心力で吸い込んだごみと空気を分離し、ダストカップの中にごみを集める。高価格だが、“排気がきれいで吸じん能力が落ちない”といううたい文句で人気だ。一方、紙パック式は本体にセットしてある紙パックに吸ったごみと空気を直接吸い込む、従来からある方式
なーるほどね。 バスケの球みたいなものをゴロゴロ転がしながら、東西南北自在に動ける英ダイソンの新型掃除機「DC24」です。 4輪や2輪だと狭い部屋では轍(わだち)にはまったようになって、エイコラ持ち上げてばかりですけど、1輪ならジトッと床に張り付いたまま動かせそう! 自分の力と電力の省エネにもなりますね。実はちっちゃな後輪も2つついてるんですが、動画見た感じでは床に触れることはほとんどないようです。 ジェイムズ・ダイソン氏、実はこんなネコ車も発明しています(下)。 車輪の代わりにボール使って安定性を確保した手押し車ですね。 そう、今回の「DC24」掃除機でそのアイディアを復活させたというわけです。 米国にて今月17日発売。価格は小型モデルDC24が400ドル、大型モデルDC25が470ドル。安くはないけど、アイディアが面白い。製品の進化って見るだけで楽しいですね。 ダイソン卿のことが詳しく
インターワイヤードのアンケート調査によると、家庭で最もよく使用されている掃除機のメーカーは「ナショナル(松下電器産業)」が16.6%でトップ。「サンヨー(三洋電機)」が16.0%、「東芝」が15.5%と続いた。サイクロン式で知られる「ダイソン」は3.8%と少数だった。 掃除機の購入価格は「1万円以上1万5000円未満」が最も多く20.6%。以下「1万円未満」が16.9%、「1万5000円以上2万円未満」が14.7%となった。「5万円以上」の掃除機を購入したという人は5.0%。 掃除機を選ぶ際の情報源は「店頭の商品・POP」が45.3%と圧倒的で、「店員の話」が22.0%とこれに次いだ。「テレビCM」を見て選んだという人は3.2%だが、ダイソン製品の利用者に限っては27.6%だった。 現在の掃除機を選ぶ際に重視した点は、「価格・割引率」が39.5%で最も多く、特に三菱電機と三洋電機製品では半
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く