独高級スポーツカーメーカーのポルシェは3日、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)株を買い増して子会社化すると発表した。VWも同日、スウェーデンのトラック大手スカニアの子会社化を決めた。「ポルシェ−VW」連合は世界販売台数で650万台、高級スポーツカーからトラックまで扱う巨大企業グループとなる。 ポルシェは最高意思決定機関の監査役会でVW株の買い増しを承認。数カ月間の独禁当局の審査後、認可が下りればポルシェはVW株の保有比率を現在の31%から50%以上に引き上げる。株の追加取得に100億ユーロ(約1兆6000億円)の費用を投じる。 ポルシェ創業者のポルシェ博士は戦前、VWの名車「ビートル」を開発するなど両社のつながりは深い。創業家は今もVWの経営に関与し、2005年には高収益力をてこにVWに資本参加、関係を強化してきた。 ポルシェはVWの子会社化について「目的は世界最強で最も革新的な自動
改憲論議や第2次大戦前後の歴史論争に顕著だが、昨今、分かりやすい正義やスッキリした結論が求められがちである。ビジネスの世界も同様で、つい先日まで正義とされていたアメリカ式市場主義が、今は逆に格差社会を助長すると悪者にされつつある。そういった単純な善悪が求められる時にこそ、この本を薦めたい。 著者の岸田秀は30年前、『ものぐさ精神分析』という書を発表。同書はシリーズ化し、一世を風靡した。 フロイトの精神分析理論は一般的に個人向けのものと思われているが、著者はそれを国や民族のような大きな人間集団に当てはめる。人間は本能の壊れた動物であり、その状態で現実を生きるには共同幻想をもって補完するしかない。それが文化といわれるものの正体であり、宗教もイデオロギーもすべて共同幻想にすぎない。著者はそういった考えを「唯幻論」とよび、それを歴史に当てはめる「史的唯幻論」を説いた。 たとえば、『ものぐさ精神分析
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