このところ、海外に出るといっても せいぜい4泊6日。 2泊4日などは当たり前で、 今回のコスタリカの11日の旅程 は最後にそうだったのがいつくらいだったか 思い出せないほど久しぶりである。 いつもの感じだと、そろそろ日本に 帰っている頃であろう。 そのしきい値を超えたせいかもしれない。 長く外に出ている時に見られる一つの徴候が 現れた。 日本の夢を見た。 その中で私は忙しく立ち働いていて、 一つの仕事が終わって、 タクシーを拾って次の現場に行こうと するのだが、なかなかタクシーが 捕まらない。 奇妙なディテールに満ちた長い 夢だった。 目覚めて、全体として クレイジーだなあと思った。 日本における私の日常は、 どう考えても狂っている。 文明全体が一つの狂気の 中にある。 しかし、それに付き合うという ことが現代人にとって「生きる」 ということである。 森の中を歩いていると、ふと した瞬間に