7月1日、農林水産省がセルロース系のバイオエタノールの利活用技術確立事業を発表した。稲わらや森林資源など未利用資源を活用するためには、原料についての技術開発とともに、広く薄く存在する幅広い種類の材料を効率よく集めることにも焦点があてられる。この事業は、セルロース系エタノール製造技術について、収集・運搬からバイオエタノール変換までの実証が行われる初めてのものとなる。 その一つ、北海道の「北海道ソフトセルロース利活用プロジェクト」は、大成建設とサッポロビールが事業主体となり、稲わらや麦わらを原料に年間で最大1040リットルのバイオエタノールの製造を見込んでいる。原料は近隣の農地1km2から収集する。集められた材料はアルカリ処理をし、発酵に移すが、ここで「糖化」→「発酵」の工程を同時に行う「同時糖化発酵」技術を用いる。コスト削減のために、残渣は、農地還元や家畜の飼料化も試みる。この秋から原料の
ひさびさにメガネを買うことにした。仕事でメガネについて調べているうちに、ちょっと変わった国産ブランドに出会ったのだ。 説明によると、「顔や頭にストレスをかけないように工夫しているため、掛けていることを忘れるほどのフィット感」なのだそうだ。ほんとにそんなメガネフレームがあるのだろうか? これまで何本もメガネを作ったが、プラスチックフレームは必ずテンプル(ツル)の先があたって耳が痛くなる。軽さが気に入ったリムレス(縁なしタイプ)フレームは、蝶番がゆるんでしまう。掛けていることを忘れるフレームなんてあるはずないのに…。 しかし資料を読んでいるうちに好奇心が湧いてきた。メガネフレームの形状はもちろん、ノーズパットやモダン(先セル)、蝶番などの細かなパーツまで見直してオリジナルに企画し、福井県鯖江市の工場に依頼して製造し続けている、という。 細かなパーツまでオリジナル ブランドの名前は「フォーナイン
ホタルの里、と謳えば人が集まる。しかし、安易に人を呼ぶための“ふるさと作り”は間違いだらけ。とりあえずホタルを飛ばせば地域が活性するという間違った発想が、生態無視のホタルビジネスを生んでいる。 近ごろでは、とりあえずホタルの光を楽しんでもらいたい、と、商店や料亭、各種のイベントなどでホタルが放される。世の中はいつもいやしの対象を求めているものだろうが、この数年はかつてないほど、ホタルブーム到来、という印象が強い。 東京でも今年はずいぶんいろんな場所でホタルが放たれた。表には見えないが、その背景には、ホタルを商いする業者がいるのだ。筆者の知り合いの移動動物園の園長も、ほぼ毎年、料亭などに依頼されて、近県の生息地に出かけてホタルの捕獲を続けてきた。 「夏になるとな、ホタル欲しいというお客さんが多いんや、頼まれれば、獲りに行くしかしゃーないやん、はっきり言いたあないけど、源氏(ボタル)で1匹15
2005年12月、総務省は同年10月1日時点で実施した国勢調査の速報を発表した。日本の人口は2004年10月1日と比べ、約1万9000人減少して1億2775万6815人となり、1920年の国勢調査の開始以来初めて減少した。 今後、日本では急速な人口減少と高齢化が進むと予測されている。その結果失われるものの一つが、高齢化が進む地方の集落だ。1960年代の高度経済成長以降、若者は地方から都市部へと流出した。都市で仕事を見つけ、結婚して家庭をつくった若者は、もう故郷へは帰らない。故郷に残された両親は、今や厚生労働省に“後期高齢者”などと呼ばれる年齢に達している。彼らが寿命を全うした後、もう集落には誰もいない。 高齢化が進み、消滅寸前となった集落を「限界集落」と呼ぶ。正確な定義は、「人口の過半数が65歳を超えており、共同体としての営みが困難になった集落」というものだ。本書はカメラマンである著者
日本語でのMac,iPhone,iPad,iPodなどApple関連の情報サイト。MACお宝鑑定団のBlog。 Macに捉われず、様々な情報を掲載しています。 Googleが、「Google Calendar Adds CalDAV Support」で、CalDAVをサポートし、iCalと同期可能になったと発表しています。 設定方法はGoogle Calendar CalDAV supportに詳しい説明があります。 iCalの環境設定から、アカウントを押し、説明、ユーザ名、パソワードを設定し、サーバーオプションにアカウントのURLとして「https://www.google.com/calendar/dav/[Calendar ID]/user」を入力します。 ただし、現在、日本語は文字化けしてしまうようです。 TagGoogleGoogle_カレンダーiCal iPhone App S
「戸田覚の1万円研究所」では実売価格1万円以下の周辺機器やサプライ品などを自腹で購入し、独自の目線で検証していく。第49回は学習機能付きリモコン。リモコン操作があまり得意ではないという戸田氏の評価は!? 有機ELディスプレ-を採用した、学習機能付きリモコン。最大10台のAV機器を操作できる。複数機器の連続した操作手順を1つのボタンに登録できるマクロ機能を搭載。製品情報はこちら 今回はちょっと変わった製品を取り上げる。学習機能が付いたソニー製のリモコンだ。そもそも、普通のユーザーが、あえてリモコンを単体で買うことは、まずないだろう。僕も経験があるのだが、紛失してしまったり、壊れたりしたのなら購入してもおかしくはない。だが、AV機器を便利に使うためにリモコンを買い足すかどうかはちょっと疑問だ。 とはいえ、一度購入して使ってみなければ、その価値は理解できない。そこで、今回は「リモートコマンダー」
レガシー(2)「お客様は神様です」は本当か? 本連載においては、サービス業の業界内で長期にわたって蓄積された、根深い思い込みを「レガシー」と言い、これらの思い込みから脱却した事業に焦点をあてることで、サービス業の変革へのヒントを見出すことを目的としている。 第1回で9つのレガシーを示したが、それぞれは複雑に関連しあっている。1つの事例が複数のレガシーを打破する一方で、他のレガシーを抱え込むこともあるだろう。だが、各レガシーを乗り越えた事例をもとにして、国内サービス事業へ思いを馳せ、サービス事業活性化のために、さらなる議論を重ねていきたい。 これまでの連載第2回、第3回、第4回では、 レガシー(1)「サービス業ではブランド化や差別化が難しい」を脱却した事例を紹介した。形をなさないサービス業は、特殊な高級ビジネスを除いて、ブランド化しにくい。また、真似が簡単、違いを示すことは困難なので差別化し
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