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    2010.06.22 書評・創造への繋がり 17 『『スロー・イズ・ビューティフル 遅さとしての文化』』 /評者 深澤直人(デザイナー) 『スロー・イズ・ビューティフル 遅さとしての文化』 辻 信一 著(平凡社ライブラリー 1,050円) 評者  深澤直人(デザイナー) 「『はやく』という呪縛」 内容に共感しながらを読むときは、読むというよりも、文字を追いながら自己の経験を回想しているような感じがする。今回、共感したのは「はやさについて行かねば」という、誰もが抱える強迫観念である。著者はそれを「自分だけが遅れてしまう」恐さ、ゆっくりの価値を知りながら、はやさを緩められない呪縛のようなものだと言っている。そしてこの、「スロー・イズ・ビューティフル」は、その呪縛に対抗し、そこから自らを解き放つための、自前のまじないであり、処方箋であり、心構えであり、祈りでもあると言ってる。 「ゆっくり」

    t2taro
    t2taro 2010/06/23
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    2010.04.15 ジェームズ ダイソン アワード 2010 「坂井直樹氏に聞く、イノベーションのヒント」 現在作品募集中のジェームズ ダイソン アワード 2010。前回までは昨年の最終審査に残った作品を振り返ってきましたが、今回は今年の日での最終審査を担当するウォーターデザインスコープ代表の坂井直樹氏を訪ね、参加者へのメッセージやいくつかのヒントをいただきました。 同アワードのテーマは一貫して「日常での問題を解決するアイデア」。簡単なようで難しい? 「まず大切なのは、何を問題ととらえるのか、何が問題かを見つけるということ。それがいちばんのポイントで、そこまで辿り着ければ大したものです」と坂井氏。日常生活において、われわれが気づかない、あるいは見て見ぬ振りをしている問題がゴロゴロしているはず。でも、それを問題と感じなければ何も始まらない。見て見ぬ振りをしているうちに、問題とさえ思わなく

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