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2021年11月27日のブックマーク (1件)

  • 86歳で博士号「学びは喜び」 5年かけ論文、出版目指す

    86歳の男性が今秋、大学院を修了し、博士号を取得した。戦時下に幼少期を過ごした旧満州の研究に取り組み、遠い故郷への思いを胸に、5年がかりで論文をまとめ上げた。「学ぶことは楽しい」。今後、論文の出版を目指すといい、その情熱は衰えを知らない。 「年齢を忘れてゼミ生の皆さんと活発に議論し、非常に楽しい時間だった」 今月19日、大阪市立大杉キャンパス。大学院創造都市研究科を修了し、博士号を受け取った川村邦夫さん(86)=奈良市=は80代で過ごしたキャンパスライフをそう振り返った。 旧内務省に勤めていた祖父が、1904(明治37)年に勃発した日露戦争に際し、鉄道大隊として大陸に渡った。川村さんは昭和10年、当時の満州の奉天(現在の瀋陽)で生まれ、終戦後の21年に岐阜県に引き揚げるまで約10年を現地で過ごした。 戦後は東京大薬学部を卒業し、薬学の道を歩んだ。大手製薬会社に勤務しながら、51年に東大

    86歳で博士号「学びは喜び」 5年かけ論文、出版目指す