ハーバー・ビジネス・オンライン 未分類 社会的に問題ある団体と協働し「美しい国」を語るおかしさ――シリーズ【草の根保守の蠢動】特別企画「宗教と政治の交わるところ」第二回【後編】 菅野:属性ということでいえば、日本会議に宗教団体が多数所属していることを根拠にして、すぐ「あれ、カルトでしょ。カルトだからダメでしょ」って言っちゃう人が出てくる。しかしこの「カルト」という言葉はなかなか難しい。そういえば先生は、研究のなかで「カルト」って言葉をお使いになられませんね。まあ「カルト」って言っちゃうと研究にならないってこともありますでしょうけども。 塚田:私は「カルト問題」という言い方・見方をすることが多いです。当然リスク回避という意味もあるんで、私自身は「これがカルトで、あれがカルトではない」みたいな言い方はしないですね。社会学的なやり方とも言えますけれど、カルトというレッテルが貼られるからには、そこ