讃岐うどんの本場、香川県。実は原料の小麦の多くが「オーストラリア産」です。 なぜ海外の小麦が定着しているのか。その秘密を現地で探り、日本とオーストラリアのうどん用小麦をめぐる開発の最前線を取材しました。 (高松放送局 富岡美帆/シドニー支局 青木緑) 「コシがあっておいしい」「ぷるんと跳ね返る弾力が心地よい」 訪れる人がそう口をそろえるのは、香川県の老舗うどん店。 讃岐うどんを味わおうと、県外からの多くの観光客でもにぎわう人気店ですが、この店のうどんに使われているのは、オーストラリア産の小麦です。 生地にしたあと時間をおいても弾力が続き、扱いやすいことがその理由だといいます。