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ブックマーク / blog.ihatovo.com (10)

  • 科学と生活のイーハトーヴ » 女性の自己実現と、不幸の取り引き

    どんどん不幸になっていく米国の女性たち - JBPress  「母親の自己実現のために」育てられた子どもが背負う呪縛 - シロクマの屑籠(汎適所属) というふたつの記事を読んで、割り切れない思いが残りました。 「女の身でありながら」仕事育児、さらに趣味の時間を楽しもうとしていると、しばしば「自己実現第一のスーパーウーマンを目指している」ととらえられがちで、何やら落ち着かない気持ちになるからだろうと思います。 自己実現とは来、人が生きていくためのポジティブな力になるものであるはずですが、なぜか「“女性の”(あるいは母親の)自己実現」という文脈で語られる場合、「自己中心」「自己満足」「なんでもほしがる欲張り」といった否定的な意味合いが強くなるような気がします。 つまり、「“女性の”(あるいは母親の)自己実現」とは、「する必要がないことを無理してやっている」という主張とすりかえるよ

    t___s
    t___s 2009/11/25
  • 科学と生活のイーハトーヴ » Blog Archive » 私が女性であるということ

    自分が女性であるということを強く意識しはじめたのは、結婚してから、正確には子供を妊娠してからでした。 それまでは、「自分は女性だから損をしている」「得をしている」と考えたことは一度もなく、すべては個人の努力次第で決まると考えていました。 子供を産むまでの経歴をざっと振り返ると、保育園→公立小学校→私立中高一貫女子校→東大東大大学院→ポスドク→一部上場品メーカー。 自分なりの悩みや紆余曲折はあったものの、世間的には「順調」な人生を送ってきたといえます。 だからこそ、というべきか、私はずっと、単純な「努力教」信者でした。 自分を支え、導いてくれた人たち(親、友人、先生方など)に感謝の気持ちはもっていたものの、はたしてそれが十分であったかどうか。 たまたまそういった人たちがそばにいて、好意を寄せてもらえたということ、多くのチャンスに恵まれたということを、自分にそれだけの価値があっ

    t___s
    t___s 2009/07/17
    読んでたら、涙がでた。
  • 科学と生活のイーハトーヴ » Blog Archive » 「聖諦へ〜太宰治と井原西鶴〜」 または私の中学三年生時代 (要旨編)

    中学三年の夏休みは、任意のテーマで論文を書くことが課題だった。 私がテーマとしたのは「太宰治と井原西鶴」。 もうすぐ6月19日の桜桃忌(太宰の誕生日であり、また、玉川上水からその遺体が見つかった日)を迎える。 今年は太宰生誕100周年。 かつての論文を再録して、幼い中学生の私が愛した太宰に捧げる。 今日はまず、要旨集に収録してある要旨を。 — 「聖諦へ〜太宰治と井原西鶴〜」  一般的に、太宰治という人は、破滅へ向かってまっしぐら、下降指向の人生を歩んだ人だと受け取られているようである。 しかし、それに疑問を持った私は、太宰の二人のライバルである井原西鶴と、イエス・キリストから見た、上昇指向の太宰治を検証してみようと思った。ただ、イエスはあまりにも重い存在なので、文学上のライバルである西鶴に重点をおくことにする。紙数も力量も足りないからである。 太宰は、もともと誠実、正義

    t___s
    t___s 2009/06/06
    ひゃぁ、すごいなぁ。えぇっと、中三の夏、何をしていたのか思い出せないっ・・・
  • 科学と生活のイーハトーヴ » Blog Archive » 天使とわたしとカタツムリ 〜または私の高校二年生時代〜

    高校二年生のころ、授業で書いた作文を発掘した。 この年ごろ相当の未熟さ、傲慢さはあるものの、このあたりが私の原点のように思える。 なつかしかったので、紙が散逸する前に記録しておく。 — 去年の六月のことである。 雨の降った翌朝、登校しかけて、ふと見ると、マンションの一階の廊下の塀の上に、長いながい銀色の道がついていた。かたつむりが夜通し歩いていたらしい。その道を追いながら、かたつむりは雨の夜、いったいどんな顔をして歩いていたのだろうか、と妙にしんとした気持ちになったことをおぼえている。 そのころの私は、歩く、ということを全く考えていなかった。いわば天空の高みから、全世界を把握するようなことばかり考えていた。を読みさえすれば、居ながらにして、すべての偉大な思想が自分のものになると思い、そうすればコウナル、アアナル、と夢はふくらむばかりで、その夢と現実の成績とのギャップに悩む毎日

    t___s
    t___s 2009/05/31
    おぉ、高校生でこの文章。すごいなぁ。この期に及んでまだばたばたしている自分がw 既にものすごい回り道をしてるのに・・・今のこの道をもっと楽しんで歩こうと思った!
  • 科学と生活のイーハトーヴ » Blog Archive » 弁理士試験(短答式筆記試験)を受けてきました

    さる5月24日(私の33歳の誕生日)、弁理士試験の短答式筆記試験を受験してきました。 自己採点の結果、今年の合格は無理っぽいなあ、という感触でした。 勉強時間がなかなか取れなかったので、ある程度予想はついていたことでしたが、来年の試験までまた1年(順調に進んだとして、資格が取れるまでにあと2年)と思うと、ため息が出ます。 しかし、ため息ばかりついていてもしかたないので、気を取り直して頑張らなくてはいけません。 この1年、勉強に集中できなかった理由は、昼間の仕事と帰宅後の育児家事で疲れきってしまい、モチベーションを維持できなかったということにつきます。 保育園から帰宅後の娘は、ひたすらママ成分を充電したがるし、私も娘成分を充電したいので、娘が起きている間は、当然勉強などできるはずはなく、体力のついた娘がやっと眠ってくれるのは午後11時ごろ。平日の夫の帰宅はほとんど0時過ぎ。夫がいる

    t___s
    t___s 2009/05/27
    応援してます!
  • 科学と生活のイーハトーヴ » Blog Archive » 3歳になりました

    今日、娘は3歳になりました。生まれてから今日まで、あっというまでした。 健康に、元気に育ってくれてありがとう、娘。これからもよろしく。 ここまで家族がやってこられたのも、保育園、夫および私の父母、親戚、職場の皆さん、そしてネットを通じて励ましてくださった皆さんのおかげです。当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。 2歳8ヶ月から今日までの語録・行動記録を。 観察力(2009/1/23) 夕時。 もういいかげんおなかいっぱいで、ほとんどべられないくせに、なかなか「ごちそうさま」をしない娘。 「べないなら、もうごちそうさましていいよ」と言っても、「まだたべるー」とぐずぐずしている。どうやら、卓でまったりしゃべっていたいらしい。 しかし私はどちらかというといいかげん片づけたいので、「ママはもうべ終わっちゃったよー」とお皿を見せた。 すると、ちょっと

    t___s
    t___s 2009/05/14
    かわいいなぁ
  • 科学と生活のイーハトーヴ » Blog Archive » 諸君 私は子育てが 好きだ

    諸君 私は子育てが 好きだ 諸君 私は子育てが 好きだ 諸君 私は子育てが 大好きだ 0歳児が好きだ 1歳児が好きだ 2歳児が好きだ 3歳児が好きだ  笑っている顔が好きだ 泣いている顔が好きだ 嘘泣きしている顔が好きだ 照れている顔が好きだ 寝ている顔が好きだ 家で 公園で 保育園で 児童館で 駅で 電車で 海で 山で この地上で行われる ありとあらゆる育児行為が 大好きだ 私がならべた 畳んだばかりの洗濯物が 歓声と共に床の上へ まきちらされるのが好きだ 妙に静かだなと思っていたら 引き出しの中身がすべて出されていた時など 心がおどる 子供の履く ミキハウスの 15cm(フュンフツェーン)が すべての水たまりを踏破するのが好きだ  悲鳴を上げて びちゃびちゃのから たくしあげたズボンの裾を さらにどろどろにされた時など 胸がすくような 気持ちだった つま先をそろ

    t___s
    t___s 2009/05/06
    幸せそうだな
  • 科学と生活のイーハトーヴ » Blog Archive » パラダイスはないけれど-「稼ぐ妻・育てる夫―夫婦の戦略的役割交換 アメリカ人52人のワーク・ライフ・バランス」

    日経BP社の気鋭の記者、治部れんげさんより、新刊「稼ぐ・育てる夫―夫婦の戦略的役割交換 アメリカ人52人のワーク・ライフ・バランス」をお贈りいただきました。ありがとうございます! おそらく多くの日のワーキングマザー(そしてファーザー)同様、私も自分と家族のワークライフバランスについて頭を悩ませています。 育児家事の負担が私に偏りすぎている。毎日が忙しすぎる。夫の仕事はもちろん支援したい。でも、いったい私は、いつになったら自分のキャリアのために時間を割けるのだろうか。 知り合いのアメリカ人女性研究者たちが、家庭も仕事も楽しんでいる様子を見るにつけ、私には、アメリカはパラダイスのように思えていました。 男女ともに生き生きと仕事をし、伸び伸びと子育てをしているような、そんな理想郷が、日ではないどこかにはあるのだ、とうらやましく思っていました。そして、どうして私たち夫婦はそのようにな

    t___s
    t___s 2009/04/28
  • 科学と生活のイーハトーヴ » Blog Archive » おむつ卒業?

    先週金曜の夜から今日(月曜)まで、娘はおむつなしで過ごしています。その間の失敗は昼間に2回だけ。 「むすめちゃん、おむつ、いらなーい! ずーっと、ぱんつまーん!!」と人は意気軒昂なので、もしかしたら、このままおむつが取れるかもしれません。 娘が通っている保育園は、おむつはずしは急がず・焦らず・子供の体と心の成長を待って、という方針です。 実は1年ほど前、おむつに排泄したことを娘が教えるようになったころ、私の方が喜び勇んで補助便座を買ったのですが、園の先生方は「うーん。娘ちゃんが座りたいならいいですけど、遊びになってしまわないように。焦る必要は全然ないですよ」と、むしろブレーキをかけてくださっていました。 プロの先生のおっしゃることは聞くもので、そのころはトイレに座らせても成功せず。娘人は、排泄はトイレでするものだということが「頭では」わかっているだけに、「自分はうまくできない」

    t___s
    t___s 2009/04/09
  • 科学と生活のイーハトーヴ » Blog Archive » はてなダイアリーから引っ越しました

    これまで、はてなダイアリーで「理系兼業主婦日記」というブログを書いていましたが、独自ドメインでのブログにお引っ越ししました。 ブログ以外のコンテンツも、少しずつ拡充させて遊んでみたいなあと思っていますので、気長におつきあいいただければ幸いです。 ちなみに、ブログのツールはWordPressを使っています。WordPress導入やはてなダイアリーからの移行の記録は、次回公開する予定です。 データを移行する際に、コメントが一部落ちてしまいました。私にはどうにもできないエラーで、コメント下さった方には当に申し訳ありません。 ドメインとブログタイトルの由来は、私の敬愛する科学者であり、文学者であり、教育者である宮沢賢治が、その理想郷につけた名前「イーハトーブ(イーハトーヴォ)」です。 科学と生活は、切っても切り離せないものです。 科学者はみな生活者ですし、どんな生活者も科学者であるこ

    t___s
    t___s 2009/03/23
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