…といって、テレビ局は延々とバラエティ番組をオンエアし、芸能人のスキャンダルを垂れ流し続ける。 でもさ、「需要に応える」ってのは、実は需要を消費しているということなんだよね。飲食店でいえば常連客のワガママにかいがいしくあれこれと応えているようなものだ。で、そんなことをやっているような飲食店は間違いなく潰れる。 落ち着いて考えてみれば自明のことだけれども、いかに常連客を大切にしたところで、それで常連客が明日もまた来店してお金をお店に落としてくれる保証なんてのはどこにもない。どこかへ引っ越すかもしれないし、もっとお気に入りの店を見つけて、そちらに入り浸るようになるかもしれない。なによりも決定的なのは、どれだけ頑張ってみたところでメニューより高い料金を請求することは普通できないということ。つまり、常連客ってのはその程度のものでしかない。 だから、生き残る為には需要を創らなければならないわけ。飲食