ハーズバーグの二要因理論とは、仕事に対するモチベーション理論のひとつです。この理論を理解し人事課題の解決策を立案すると、効果の高い人事施策にアプローチできます。本記事では、理論の説明とその活用方法を、組織コンサルティングが専門の中小企業診断士がわかりやすく紹介します。 ハーズバーグの二要因理論とは フレデリック・ハーズバーグが提唱 ハーズバーグの二要因理論とは、人の仕事に対する欲求を「衛生要因」と「動機付け要因」の2つの要因に整理した理論です。 この理論は、アメリカの臨床心理学者であるフレデリック・ハーズバーグがモチベーションの研究を行うなかで導き出しました。約200人のエンジニアと経理担当事務員に対して、「仕事上で幸福を感じたり不満足を感じたりしたときに、どのようなことが起きていたのか」について質問を行い、集めた結果を分析して導き出された理論です。 分析では、人の欲求には2種類あり、それ