※このエントリはPR記事です 雨月物語という作品がある。 江戸時代に上田秋成という人によって書かれた怪異小説9編からなり、近世日本文学を代表する作品だと言われることも多い。しかし、じゃあ他に近世日本文学って何があるの、と言われると、ぱっと答えが出てこないという人も多いと思う。例えばこういうWikipediaのリストを見ると、フィクションの有名なタイトルとしては、井原西鶴『好色一代男』、近松門左衛門『曽根崎心中』、十返舎一九『東海道中膝栗毛』、曲亭馬琴『南総里見八犬伝』などなど、ああ文学史で名前が出てきたねという作品はたくさんあり、ちゃんと勉強した人はあらすじとか言えるだろうが、読んだことあるかと言われるとまあ読んだことなかったりする。どれもある程度の長さはあり、現代人からするととっつきにくさが無いとは言えない。 それと比べると、雨月物語のハードルは低い。部分的にというのも含めれば読んだこと