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  • 名大、10kW以上の熱を2.5m先まで無電力輸送できるループヒートパイプを開発

    名古屋大学(名大)は7月9日、「ウィック」と呼ばれる多孔質体で生じる毛細管現象をポンプの駆動力に利用することで、電力を使用せずに半永久的に熱を輸送できる技術の「ループヒートパイプ技術」を用いて、電力を用いずに10kW以上もの熱を2.5m先まで輸送することに成功したと発表した。 同成果は、名大大学院 工学研究科の長野方星教授、同・渡邉紀志特任准教授、同・上野藍講師、同・Shawn Somers-Neal大学院生らの研究チームによるもの。詳細は、熱および質量移動に関する全般を扱う学術誌「International Journal of Heat and Mass Transfer」に掲載された。 開発された10kWループヒートパイプの外観(出所:名大プレスリリースPDF) 焼却炉の廃熱でプールの水を温水にするなどの施設が全国各地にあるなど、廃熱利用は行われているものの、地球の温暖化を考慮すれば

    名大、10kW以上の熱を2.5m先まで無電力輸送できるループヒートパイプを開発
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    t_f_m 2024/07/17
  • 北大など、最古のアリ化石を調査し1億年前には社会性を獲得していたと解明

    北海道大学(北大)と福岡大学は6月17日、約1億年前(白亜紀中期)のミャンマーから産出したアリの化石種「ゲロントフォルミカ・グラキリス」(Gerontoformica gracilis、以下、ゲロントフォルミカと省略)の微小な感覚器官を詳細に解析し、最古の化石アリ類が発達した化学コミュニケーションシステムや社会性を獲得していたことを明らかにしたと共同で発表した。 同成果は、北大大学院 理学院の谷口諒大学院生、同・大学院 理学研究院の伊庭靖弘准教授、福岡大 理学部 地球圏科学科の渡邉英博助教、アメリカ自然史博物館のデイヴィッド・グリマルディ教授、北大 グローバルファシリティセンター/薄片技術室の中村晃輔技術専門職員らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、米国科学振興協会が刊行する「Science」系のオープンアクセスジャーナル「Science Advances」に掲載された。 今回の研究で

    北大など、最古のアリ化石を調査し1億年前には社会性を獲得していたと解明
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    t_f_m 2024/06/19
  • 大阪公大、“6次元”の高次元理論で素粒子の世代構造の説明に成功

    大阪公立大学(大阪公大)は6月12日、これまで人類は自然界の4つの力(重力、電磁気力、弱い力、強い力)のうち、電磁気力と弱い力の2つしか統一できていないが、そこに強い力を加えた3つの力を統一する「大統一理論」や、5次元以上の空間において大統一理論にヒッグス粒子も加えて統一的に記述する「ゲージ・ヒッグス大統一理論」の研究において、6次元のゲージ・ヒッグス大統一理論から5次元のゲージ・ヒッグス大統一理論を導く理論を探索し、14次元特殊ユニタリー群「SU(14)」という非常に大きな対称性を持つ理論から、クォークやレプトン(軽粒子)といった素粒子の3世代構造が自然に実現されることを発見したと発表した。 同成果は、大阪公大大学院 理学研究科の名古竜二朗大学院生、同・丸信人教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、米国物理学会が刊行する素粒子物理学や場の理論・重力などを扱う学術誌「PHYSICAL R

    大阪公大、“6次元”の高次元理論で素粒子の世代構造の説明に成功
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    t_f_m 2024/06/14
    "14次元特殊ユニタリー群「SU(14)」という非常に大きな対称性を持つ理論から、クォークやレプトン(軽粒子)といった素粒子の3世代構造が自然に実現されることを発見したと発表した"
  • Google マップ「移動履歴」Web版廃止、今後はモバイル端末に保存

    Googleは、Google マップで自分の移動履歴を記録する「タイムライン(ロケーション履歴)」機能を変更し、Web版を廃止する。データの保存場所が、従来はGoogleのサーバーだったが今後は各モバイル端末に変更されることによるもの。同機能を使っている人にはメールや通知で案内している。 Google マップ「移動履歴」の機能変更、モバイル端末のみ保存しWeb版廃止へ Google マップのタイムラインは、過去にさかのぼって訪れた場所を確認できるようにする機能で、使用しているデバイスの地図に、ユーザーの訪問履歴と経路が自動的に保存される。 Googleのサポートページによると、同機能を使っている人には、2024年12月1日までに過去の履歴データを書き出してファイルに保存するするか、モバイルデバイスに保存するかを選ぶよう案内しているとのこと。仕様変更による影響は以下の通り。 パソコンのWeb

    Google マップ「移動履歴」Web版廃止、今後はモバイル端末に保存
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    t_f_m 2024/06/14
  • 北大など、「カオス軌道」を用いた探査機の月までの高効率軌道設計に成功

    北海道大学(北大)と九州大学(九大)は5月30日、三体問題に由来する「カオス軌道」をいくつも渡り歩いていく手法を考案し、地球-月の「円制限三体問題」の最小モデルである「ヒル方程式系」において、地球周回軌道から月周回軌道へ宇宙機が向かう場合、従来の軌道を上回る、高効率で短時間、なおかつ頑健な軌道を設計することに成功したと共同で発表した。 同成果は、北大 電子科学研究所の佐藤讓准教授、九大大学院 工学研究院 航空宇宙工学部門の坂東麻衣教授、同・大学 工学府 航空宇宙工学専攻の平岩尚樹大学院生、ブラジル・リオデジャネイロ連邦大学 数学研究所のイザイア・ニゾリ博士らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、米国物理学会が刊行する物理とその関連分野を扱う学際的な学術誌「Physical Review Research」に掲載された。 今回設計された、地球から月までのカオス軌道を渡り歩いていく宇宙機の軌

    北大など、「カオス軌道」を用いた探査機の月までの高効率軌道設計に成功
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    t_f_m 2024/06/07
  • 原子力機構、「ハイエントロピー合金」を圧延すると生じる変化の一端を解明

    原子力研究開発機構(JAEA)は5月17日、JAEAが運用する研究用原子炉「JRR-3」からの定常中性子ビームを用いて、「ハイエントロピー合金」を圧延する際に生じる「集合組織」について定量評価を行った結果、炭素を添加することで形成される「変形双晶」が、「ゴス方位結晶粒」と「ブラス方位結晶粒」と呼ばれる2種類の特殊な結晶粒の形成を促進することを明らかにしたと発表した。 同成果は、中国・河北工業大学の方偉准教授、JAEA 物質科学研究センターの徐平光研究副主幹、広東省科学院の殷福星教授らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、無機材料の構造と特性の関係を扱う学術誌「Scripta Materialia」に掲載された。 一般的な合金は、鉄(Fe)やアルミニウムなど、1つか2つの主要元素に、クロム(Cr)、ニッケル(Ni)、シリコン、マンガン(Mn)、リン、硫黄などの元素が微量混ぜられているが

    原子力機構、「ハイエントロピー合金」を圧延すると生じる変化の一端を解明
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    t_f_m 2024/06/01
  • 阪大と名大、鉄とアルミの合金「アルパーム」の90年に及ぶ謎を解明

    大阪大学(阪大)と名古屋大学(名大)は5月28日、軟磁性材料として知られる合金「アルパーム」(Fe3Al)中の、鉄とアルミニウムの各原子の規則配列の速度および移動のし易さの関係における、約90年にわたる謎を解決したことを共同で発表した。 同成果は、阪大大学院 工学研究科の柳玉恒特任助教(常勤)、同・奥川将行助教、同・小泉雄一郎教授、名大大学院 工学研究科の足立吉隆教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、ナノ構造を含む無機材料の全般を扱う学術誌「Acta Materialia」に掲載された。 アルパームは、鉄とアルミニウムが3対1を基とする割合で規則的かつ三次元的に配列した「D03型構造」を有した物質。熱処理や組成(配合割合)によって特性が大きく変化し、従来はチタン・ニッケル合金のような単価の高い合金でしか実現されていない超弾性や形状記憶効果なども発見されており、それは鉄とアルミニウムの

    阪大と名大、鉄とアルミの合金「アルパーム」の90年に及ぶ謎を解明
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    t_f_m 2024/06/01
  • 京大など、数十年確認できなかった「らせん型超伝導」の証拠を遂に発見

    京都大学(京大)と科学技術振興機構(JST)の両者は5月13日、3種類の希土類化合物を積層構造させた「三色人工超格子」において、提案されてから長らく確認されていなかった「らせん型超伝導」状態が実現している証拠を発見したと共同で発表した。 同成果は、京大大学院 理学研究科の浅場智也特定准教授、同・成塚政裕大学院生(研究当時)、同・淺枝寛人大学院生(研究当時)、同・小菅優揮大学院生(研究当時)、同・池森駿大学院生、同・末次祥大助教、同・笠原裕一准教授(現・九州大学教授)、同・幸坂祐生教授、同・寺嶋孝仁教授、同・大同暁人助教、同・柳瀬陽一教授、同・松田祐司教授らの研究チームによるもの。詳細は、英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。 人工超格子で創出する、運動量を持つ超伝導電子対のイメージ(出所:京大プレスリリースPDF) BCS理論では、反発する2つの電子

    京大など、数十年確認できなかった「らせん型超伝導」の証拠を遂に発見
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    t_f_m 2024/05/21
  • 火星の有機分子は一酸化炭素から光化学的に生成された、東工大が解明

    東京工業大学(東工大)は5月13日、火星の堆積物中に含まれる有機物が、同惑星の大気中の一酸化炭素(CO)から生成されたものである証拠を提示したと発表した。 同成果は、東工大 理学院 地球惑星科学系の上野雄一郎教授、同・アレクシ・ジルベル准教授、同・藏暁鳳研究員、東京大学の黒川宏之准教授、同・青木翔平講師、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の臼井寛裕教授らの国際共同研究チームによるもの。発表の翌日には上野教授による今回の研究成果のオンライン記者説明会も実施された。なお詳細は、英科学誌「Nature」系の地球・惑星科学に関する全般を扱う学術誌「Nature Geoscience」に掲載された。 火星は現在、酸化鉄の赤い不毛な荒野が広がる惑星となっているが、30億年以上前の初期火星には液体の水(海または湖)が存在し、まったく異なる環境だったことが明らかにされている。さらに、NASAの火星探査車「キ

    火星の有機分子は一酸化炭素から光化学的に生成された、東工大が解明
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    t_f_m 2024/05/15
  • 科博、国内で2例目となる「モトスマリモ」を個人宅の水槽内にて確認

    国立科学博物館(科博)は3月28日、神奈川県川崎市の民家の水槽から発生したマリモ類が、山梨県甲府の民家で見つかったものに次いで国内で2例目の報告となる「モトスマリモ」(Aegagropilopsis clavuligera:アエガロピロプシス・クラブリゲラ)であることを明らかにしたと発表した。 同成果は、科博 植物研究部 菌類・藻類研究グループの辻彰洋研究主幹らの研究チームによるもの。 マリモは、アオミソウ科に属する緑藻類(植物)が、水中で生活する際に集合して球状となったもののことをいう。かつては世界でもこうした球状の緑藻類は見られたそうだが、現在ではほぼ北海道・阿寒湖でしか見られない。日国内では、これまでマリモの仲間としては、富山県の「タテヤママリモ」と、2022年に個人宅の水槽で発見された国内3例目となる「モトスマリモ」が確認されている(山中湖でかつて「フジマリモ」が発見されたが、現

    科博、国内で2例目となる「モトスマリモ」を個人宅の水槽内にて確認
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    t_f_m 2024/04/02
  • エウロパ表面の氷は内部海で生命が存在できる厚みがある、国立天文台などが試算

    国立天文台は3月22日、国立天文台が運用する「計算サーバ」を用いて天体衝突シミュレーションを行い、木星の氷衛星エウロパ表面の「多重リング盆地」と呼ばれる地形の形成過程を調べ、エウロパの氷殻の厚さを算出した結果、硬い層ともろい層で構成される少なくとも約20kmの厚さの氷殻を考えると、多重リング盆地の地形をよく説明できることがわかったと発表した。 同成果は、米・パデュー大学の脇田茂研究員を中心とした国際共同研究チームによるもの。詳細は、米国科学振興協会が刊行する「Science」系のオープンアクセスジャーナル「Science Advances」に掲載された。 エウロパで起こった多重リング盆地を形成する天体衝突の想像図、(c) Brandon Johnson generated with the assistance of AI.(出所:国立天文台 CfCA Webサイト) 木星の4大(ガリレオ

    エウロパ表面の氷は内部海で生命が存在できる厚みがある、国立天文台などが試算
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    t_f_m 2024/03/26
  • 東大など、「マヨラナ粒子」の存在を決定づける証拠を発見したことを発表

    東京大学(東大)、京都大学(京大)、東北大学、科学技術振興機構の4者は3月14日、現行の量子コンピュータとは異なる物理系を用いることで実現される、環境ノイズに非常に強い「トポロジカル量子コンピュータ」の実現の鍵となる「マヨラナ粒子」(粒子とその反粒子の性質が同一な特別な粒子)の存在を証明する決定的な証拠を得たことを発表した。 同成果は、東大大学院 新領域創成科学研究科の今村薫平大学院生、同・水上雄太助教(現・東北大学大学院 理学研究科 准教授)、同・橋顕一郎准教授、同・芝内孝禎教授、京大大学院 理学研究科の末次祥大助教、同・松田祐司教授、東北大大学院 理学研究科の那須譲治准教授を中心に、東京工業大学、韓国科学技術院らの研究者も参加した国際共同研究チームによるもの。詳細は、米国科学振興協会が刊行する「Science」系のオープンアクセスジャーナル「Science Advances」に掲載さ

    東大など、「マヨラナ粒子」の存在を決定づける証拠を発見したことを発表
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    t_f_m 2024/03/22
  • OIST、絶滅種であるシロアリ2匹が求愛行動のまま閉じ込められた琥珀を発見

    沖縄科学技術大学院大学(OIST)は3月6日、すでに絶滅したシロアリ(E. affinis)のオスとメスが求愛行動中に木の樹脂に巻き込まれ、一緒に閉じ込められてしまったという非常に貴重な約3800万年前の琥珀(化石)を発見し、それを用いて繁殖行動に関する分析を行った結果を発表した。 同成果は、OIST 進化ゲノミクスユニットの水元惟暁博士(現・米・オーバーン大学 助教)、同・ポストドクトラルスカラーのサイモン・ヘルマン博士、同・アレシュ・ブチェック博士(現・チェコ科学アカデミー Laboratory of insect symbiosis)らの研究チームによるもの。詳細は、米科学雑誌「米科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。 シロアリの琥珀のクローズアップ画像。琥珀に包まれた2体が横並びになっている。左の大きい方がメスで、右の小さい方のオスに触れたままの姿勢で閉じ込められている。写

    OIST、絶滅種であるシロアリ2匹が求愛行動のまま閉じ込められた琥珀を発見
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    t_f_m 2024/03/08
  • JAXAの月探査機「SLIM」、“月の夜”を越えることに成功 - 観測再開へ

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年2月26日、月面に着陸した探査機「小型月着陸実証機(SLIM)」について、月の夜を越える「越夜」に成功したと発表した。 SLIMは、着陸地点が日没を迎え、太陽電池に太陽光が当たらなくなったため、1月31日から冬眠状態にあった。越夜を想定した設計にはなっていないものの、無事に眠りから覚め、運用再開を果たした。 運用チームは「さらなる観測の可能性にワクワクしています」と期待を語っている。 越夜後にSLIMの航法カメラが撮影した月の画像 (C) JAXA SLIMの越夜成功 小型月着陸実証機(SLIM)はJAXAが開発した月探査機で、誤差100mの高精度着陸技術と、軽量な月・惑星探査機システムの技術の実証を目的としている。 昨年9月に打ち上げられ、今年1月20日に月面着陸に挑んだ。SLIMは航法カメラによる画像航法を行って、高精度に自身の位置を推定しな

    JAXAの月探査機「SLIM」、“月の夜”を越えることに成功 - 観測再開へ
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    t_f_m 2024/03/04
  • 京大、ブルーダイヤモンドで励起子のスピン軌道相互作用の効果を解明

    京都大学(京大)は2月27日、ホウ素を注入して人工合成されたブルーダイヤモンドの光吸収スペクトルをこれまでにない高い精度で取得し、アクセプタに束縛された励起子の微細構造におけるスピン軌道相互作用の効果を明らかにしたことを発表した。 今回の研究のイメージ (c)池邊凌/京都大学(出所:京大プレスリリースPDF) 同成果は、京大大学院 理学研究科の高橋伸弥大学院生、同・久保佳希大学院生(研究当時)、同・小西一貴大学院生(研究当時)、同・中暢子教授らの国際共同研究チームによるもの。詳細は、米国物理学会が刊行する機関学術誌「Physical Review Letters」に掲載された。 電子は、磁石の起源であり自転であるスピンに加え、公転のような軌道の自由度を持つ。その両者が結合することで生まれる電子間の多様な相互作用を調べる格好の舞台とするのが、半導体中で光の吸収により生成される、電子と正孔(電

    京大、ブルーダイヤモンドで励起子のスピン軌道相互作用の効果を解明
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    t_f_m 2024/03/02
  • 中国で絶滅したはずのオオサンショウウオが東京と広島にいた! 京大などが発見

    中国で絶滅したとされる世界最大の両生類「スライゴオオサンショウウオ」が日国内で東京の水族館と広島の動物園で飼育されていることを、京都大学の西川完途教授(動物系統分類学)らが発見した。日固有種で国の特別天然記念物でもある「オオサンショウウオ」と外来種の交雑状況を調査する過程で分かった。クローン技術と人工繁殖でスライゴオオサンショウウオを保全し、将来的には元の生息地に返すという計画もあるという。 サンシャイン水族館にいるスライゴオオサンショウウオ。一般向けの展示はしていない(サンシャイン水族館提供) 日固有種のオオサンショウウオは1952年に国の特別天然記念物に指定された。1960年代以降、中国からイボや目の形態に違いがある「チュウゴクオオサンショウウオ」など外来種が持ち込まれているが、一部が野外の河川に逃げ出して日のオオサンショウウオと交雑。中間の形骸をした交雑種が増えており、絶滅危

    中国で絶滅したはずのオオサンショウウオが東京と広島にいた! 京大などが発見
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    t_f_m 2024/02/29
  • 阪大、量子コンピュータ開発を進展させる電子1個のスピン操作技術を開発

    大阪大学(阪大)は2月20日、半導体量子コンピュータ分野の誤り耐性を備えた大規模集積化につながる新たな技術として、電子スピンの操作を安定な軌道に載せた状態で高速に行える手法を開発したことを発表した。 100nm内に捕捉された単一電子スピンへの近道操作実証。なお、赤矢印のある位置に電子スピンを閉じ込めている(出所:阪大 産研Webサイト) 同成果は、阪大 産業科学研究所(産研)のXiao-Fei Liu特任研究員(現・北京量子情報科学研究院)、同・藤田高史准教授、同・大岩顕教授らの研究チームによるもの。詳細は、米国物理学会が刊行する機関学術誌「Physical Review Letters」に掲載された。 世界的に開発が進められている量子コンピュータだが、それらはすべてまだ小規模なものであり、誤り耐性を備えた大規模集積化が期待されているが、それはまだ実現されていない。現在、量子コンピュータの

    阪大、量子コンピュータ開発を進展させる電子1個のスピン操作技術を開発
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    t_f_m 2024/02/25
  • OIST、水中ドローンで環境DNAを回収する准深海のサンゴの研究手法を開発

    沖縄科学技術大学院大学(OIST)は2月15日、水中ドローンで採取した環境DNA(eDNA)を用いて、サンゴ礁の深場(准深海)に生息する造礁サンゴの属を特定したことを発表した。 同成果は、OIST マリンゲノミクスユニットの佐藤矩行教授、同・西辻光希博士、同・成底晴日氏、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)の永濱晋一郎氏らの共同研究チームによるもの。詳細は、英国王立協会が刊行する科学全般を扱うオープンアクセスジャーナル「Royal Society Open Science」に掲載された。 中有光サンゴ生態系は、熱帯・亜熱帯の水深30~150mの日光が弱い環境にあるが、浅瀬のサンゴ生態系に比べ、より多くの固有種が生息しているという。日の中有光サンゴ生態系には、世界でも有数のさまざまな「イシサンゴ」が生息しており、研究者にとっては特に重要な場所とされる。 しかし、上述したように生息深度が

    OIST、水中ドローンで環境DNAを回収する准深海のサンゴの研究手法を開発
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    t_f_m 2024/02/17
  • 京大など、中国で絶滅したはずのサンショウウオの仲間を日本国内で発見

    京都大学(京大)と琉球大学の両者は2月8日、中国で絶滅したと考えられていた両生類「オオサンショウウオ」の一種「チュウゴクオオサンショウウオ」が、日国内の動物園と水族館で1頭ずつ飼育されていることを発見したと共同で発表した。 同成果は、京大大学院 地球環境学堂の西川完途教授、同・松井正文名誉教授、琉球大学 教育学部の富永篤教授、国立環境学研究所の大沼学研究員を中心に、国立科学博物館、北九州市立いのちのたび博物館の研究者も参加した共同研究チームによるもの。詳細は、英オンライン総合学術誌「Scientific Reports」に掲載された。 日で生きていたスライゴオオサンショウウオ。(上)サンシャイン水族館(東京・池袋)で飼育されている雄(画像:吉川夏彦氏提供)。(下)広島市安佐動物公園で飼育されている雄(画像:広島市安佐動物公園提供)(出所:共同プレスリリースPDF) オオサンショウウオは

    京大など、中国で絶滅したはずのサンショウウオの仲間を日本国内で発見
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    t_f_m 2024/02/13
  • 重力波望遠鏡「KAGRA」は能登半島地震被害の復旧に最低でも数か月かかる見込み

    東京大学(東大) 宇宙線研究所(ICRR)は2月5日、大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」が、1月1日に発生した能登半島地震の影響で装置の一部に損傷を受けていることが判明し、修理には少なくとも数か月を要すること、さらに現在も損傷や不具合の調査が続行中であることを発表した。 1月1日に地震が発生した際、KAGRAの設置トンネル坑内での震度は3だったという。KAGRAのごく近辺の地表での正確な震度は震度計がなく不明であるものの、周辺地域では震度4程度の場所が多く、KAGRAのある岐阜県飛騨市での最大震度は震度5弱だった。 地震直後は余震の危険性があったことから、1月8日ごろまではトンネルへの入坑調査は最小限にし、主に遠隔での調査が行われた。1月2日から5日にかけて、真空ダクトや各種真空タンクには顕著な真空漏れがないこと、アクセストンネル、3kmの2のトンネル、中央エリア、2つのエンドステーショ

    重力波望遠鏡「KAGRA」は能登半島地震被害の復旧に最低でも数か月かかる見込み
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    t_f_m 2024/02/08