ブックマーク / note.com/yuyu2000_0908 (3)

  • 親の心子知らずそのままの夏のキス妖怪|末次由紀

    8月も下旬。 さてそろそろ寝ようとベッドに横たわったら、隣に来た5歳のWちゃんが不思議なことを言う。 「ママ、今日のシャワーいつもより熱かったよね。火傷しちゃったみたい」 「え?!それは大変。どこを?」 「くちびるを」 なんでだよ。 下唇を引っ張って見せる。寝室の一番弱いダウンライトの下、火傷の痕跡はよくわからない。 「ママがキスしてくれたら治ると思う」 その理論はもっとわからない。 私は子供とスキンシップは嫌いではないが、ベタベタするのも好きではない。 特に口と口のキスはしない主義と言っていい。 虫歯菌が移るとか衛生面での心配もあるが、なにより中高生になって何かあった時に「私のファーストキスをあんたが奪うなんて!」という展開が楽しめないではないか。 いや、そういう展開の漫画を読んだときに「あーー・・・私のファーストキスってママ(パパ・おじいちゃん・おばあちゃん・きょうだい)だったな〜〜」

    親の心子知らずそのままの夏のキス妖怪|末次由紀
    t_f_m
    t_f_m 2022/08/27
  • 「お腹の風邪」とか可愛い表現禁止の記録|末次由紀

    いろんなスマホのアルバムの機能に「○年前の今ごろ」として過去の写真がピックアップされることがあります。 今日ふと上がってきた写真は、5年前に描いたメモ漫画でした。 友人にしか見せてなかったものですが、自分が経験した後悔を親しい人に味わってほしくないという気持ちと「暇だと漫画書いてしまう」という性質の結晶。 せっかくなのでnoteにアップしてみます。 2017年2月の私は入院してたようです。 手元にあったノートとボールペンで書いたので、誤字脱字がきっとあります。すみません。 治りかけというゴールではなくここがスタートでした。この時からいっさい家に帰れずすぐ入院。入院期間は11日間。 なかなか下がらぬ熱、よくならない数値にずっと安静にしていましたが、6日目にはこの漫画を書いているので元気になってきたんだな、と言うことがわかります。 さすがにその時のちはやふるの連載は落とすかもしれない・・・とい

    「お腹の風邪」とか可愛い表現禁止の記録|末次由紀
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    t_f_m 2022/02/22
    タフすぎる
  • 「鬼滅の刃」に焼かれる心が、深い愛で救われた話|末次由紀

    12月3日。その日は日中がソワソワしていました。「鬼滅の刃」23巻(最終巻)の発売前日で、書店はどこも「歴史的な品出し」を控え、良い意味で戦々恐々とし、朝刊五紙に広告が載るという情報も大きな話題に。 コロナ禍で痛む社会の中で、「鬼滅の刃」のあらゆることが明るく勢いのあるニュースとして駆け巡っていました。 私もジャンプ連載中から読んでいて、大好きな作品です。 でもどうしてか、漫画家だからか、「超記録的な売れ方をする大ヒット作品」の話題を家族にされるたびに「そこまで売れることができていない自分」を引き合いに出されているような気持ちになりました。 どういう時に物を作る人間が作れなくなるのか知っていますか。 「嫉妬」に囚われた時です。 素晴らしい作品が生まれ、それが大きく世界に愛され、一代ムーブメントが起こる。その度に、似たフィールドにいる人間は身を焼かれるような思いをします。「自分は何をやって

    「鬼滅の刃」に焼かれる心が、深い愛で救われた話|末次由紀
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    t_f_m 2020/12/08
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