内容紹介 「かわいそう」と「おいしそう」の境界線はどこにあるのか? 山に入るたび、死と再生のダイナミズムに言葉を失いつつも、殺された獣を丹念に料理して、一家で食べてきた日々——。 獣を殺す/料理する/食べる。 そこに生まれる問いの、なんと強靭にして、しなやかであることよ。 いのちをめぐる思索の書。 母として、写真家をして、冒険者として。 死、出産、肉と皮革を、穢れから解き放つために。——赤坂憲雄氏、推薦! 【目次】 はじめに 序章 獣の解体と共食 第1章 おじさんと罠猟 第2章 野生肉を料理する 第3章 謎のケモノ使い 第4章 皮と革をめぐる旅 おわりに 【書評・メディア情報】 ■長崎新聞(10月7日)/著者インタビュー ■西日本新聞(10月10日)/「カリスマ書店員の激オシ本」(城下康明氏・ひとやすみ書店) ■毎日新聞(10月31日)/書評(渡邊十絲子氏・詩人) ■小説幻冬(11月号)