新たな市場であるIoTの世界では、生まれたてのベンチャーが大企業のライバルになり得る。ソニーもベンチャーらしさを求めて、新規事業創出部を設立した。 今年4月に日本で初めてスマートロックが発売される。これを世に送り出すのは昨年設立された、ものづくりベンチャーのフォトシンスだ。8月にはソニーも発売する予定で、今後両社による激しいシェア争いが予想される。 スマートロックは無線技術を利用して、スマートフォンと同期することにより、スマホをカギとして使うことが可能となる。インターネットに繋がっているため、開閉のログを取ることができ、ある時間帯だけ開閉の権限を他人に付与することもできる。 1年前、フォトシンスの河瀬航大氏(25歳)はIT企業のガイアックスで企画営業の仕事をしていた。その頃、巷でIoT(Internet of Things=あらゆるものをインターネットに繋げること)という言葉が流行り出し、
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