起業家は育てられる---。 これは、連続起業家(複数の企業を相次いで立ち上げた起業家)にして米スタンフォード大学などで起業家育成の教鞭を執るスティーブ・ブランク氏の言葉である。書籍『「世界」を変えろ! 急成長するスタートアップの秘訣』に登場するものだ(関連記事:シリコンバレー流!達人に学ぶ起業スピリッツ)。 ブランク氏は、本書において、スタートアップ企業を成長軌道に乗せるには、「起業の基本的ルールを学ぶことで、スタートアップを設立するプロセスをずっと効果的なものにできる」と説く。これを読みながら、とある考えが頭の中から離れなくなった。それは、起業の練習、言い換えれば、起業家の育成にはプログラミング学習が最適である、というものだ。 スタートアップ企業の多くは、新たなエコシステム(事業環境)の創出を狙い、成功事例がまれな目標に挑戦する。例えば、「高品質で低価格な電気自動車を広めて環境負荷を少な