年内にも開催される自動運転車による世界初の国際スピードカーレース「ロボレース(Roborace)」で、競技車両に米エヌビディア(Nvidia)の人工知能(AI)用コンピューター「Drive PX2」が標準装備されることになった。アップルのMacBook Pro150台分に相当する毎秒8兆回の浮動小数点演算、24兆回の処理実行性能を持ち、自動運転車に取り付けられたレーダー、ライダー(レーザーレーダー)、カメラで収集された周辺情報や、GPS、高精度デジタル地図の位置情報をリアルタイムに処理できる。 ロボレースは、電気自動車(EV)版フォーミュラ1(F1)として開かれている「フォーミュラE」の2016/2017シーズンに合わせて、フォーミュラEと同じサーキットを使って開催される予定。10チームが1時間にわたってレースを行い、1チーム2台ずつマシンを持つ。レースカーおよび搭載ハードウエアはまったく