一年半ほど前、国際反戦デーの日に京都で行われた、集会とデモに参加をしたことがありました。 ちょうど、若い同胞サークルに顔を出していたころで、同じ日にそのサークルの人たちが主催するイベントがありました。わたしもそのイベントに誘われたのですが、その日は、国際反戦デーの集会に参加をしようと思っていたので、申し訳ないけども、とその旨を言って参加できないことを伝えました。すると、同胞の若い人たちが、「国際反戦デーって、そんな日があるんですか?」「国際反戦デーって、なんなんですか?」と不思議そうな顔をして聞いてきました。わたしも、国際反戦デーと聞いて、めらめらと燃え上がるような世代ではありませんし、正直、その集会に参加をするまで国際反戦デーという日を知らなかった、非政治的な人間です。わたしは、頭をぽりぽりかきながら「よくわからないんですけど、とりあえず、反戦デモなんで、そっちに参加をしようと思います
排外主義克服のための朝鮮史/梶村秀樹 (一)はじめに 非常に緊迫した状況の中で、たいへん悠長な話のようですけれど、「朝鮮史の研究」を長い間試行錯誤してきた人間として、それにかかわる中で考えてきたこと、お役に立ちそうなことをお話してみたいと思います。 はじめに、かなり突拍子もないことなんですけれども、私どもが朝鮮史を勉強しはじめて以来、絶えず、いろんな形で朝鮮人の友達から、「お前なぜ朝鮮史を やるのか」「あんたの朝鮮史をやる必要性は何なのか」と問われるような経験をしてきた。そのたびに、例えば「そこに山があるから登る」式に、対象があるか らとか、対象への愛からだとか、あるいは、学会であまりに市民権がなさすぎるからだとか、もうちょっと考えてつまり、頭の中で理屈づけて、日本の排外主義 的な思想状況を変えるために朝鮮史の研究が必要だとか、答えてきたわけです。ところがそれでは、聞かれたことの答え
イラクのリアリティと合衆国の状況。その間のギャップについて『ファルージャ2004年4月』著者の一人ダール・ジャマイルが報ずる。ばらばらになったイラク ダール・ジャマイル 2008年4月12日 フォーリン・ポリシー・イン・フォーカス DarhJamailIraq.com 「最も恐ろしい不正と犯罪の只中で、徹底的に集団的自己崇拝の儀式を執り行い、それによって正義と得意気な自己満足の感覚で己れを満たすためにならば、人は何と遠くまで行けることだろう」。 トーマス・マートン 「愛と生」 3月25日水曜日、米軍のデイビッド・パーキンス少将は、米軍がイラクでどれだけ頻繁に攻撃を受けているかについて、バグダードの記者団に次のように語った。「2003年8月以来、攻撃の数は最も少ない」。パーキンスは続けて、「暴力が最も激しかったときには一週間に1250回の攻撃があった。現在では、ときに週100回以下の場合さえ
昨年パレスチナを訪問した折、同行メンバーにデヴィという若いユダヤ系アメリカ人の舞台女優がいました。デヴィは反シオニストですが、そのお父さんはホロコーストの生き残りで、いったんはイスラエルに移民したけれど後にアメリカに移ったのだそうです。もともと彼はシオニストではなかったのですが、第二次大戦後のヨーロッパのすさまじい窮状では、イスラエルに移民する以外に選択の余地などなかったらしい。大戦後に大量のユダヤ人難民がパレスチナに移住しましたが、民族の故郷に「帰還」してユダヤ国家の建設に邁進するというプロパガンダとは裏腹に、この人たちは必ずしもそれを望んでいたわけではなかったようです。行き場のない難民たちが、現地アラブ人との紛争を抱える土地にいやいやながら送り込まれたというデヴィの話は、ずっと心にひっかかっていました。この事情を詳しく説明する興味深い本を見つけたので紹介します。 Yosef Grodz
★ もうかれこれ二年越しにくすぶっている問題です。早尾さんとはメールで話し合いましたが、ことばがかみ合わず、解決には至りませんでした。この件についてはもう何も望むことはありませんが、事情を伏せたままにしておくと、今後、いろんなところでバッティングして、いやな雰囲気になって誤解を招きそうなので、公開することにしました。次の二つの訳文をみていただければ、問題は明白だと思います→ 「アメリカの思想」と「先のことを考える」 (2003年11月15日) 早尾貴紀さんへ 『現代思想2002年6月臨時増刊号』に早尾貴紀訳として掲載されたエドワード・サイードのエッセイ「アメリカを考える」は、同年3月5日にわたくしが自分のウェッブサイトに公開し、同時に早尾さんを含む多数のみなさまに「更新通知」としてEメール送付させていただいた拙訳と酷似していました。そのようなものを私になんの断りもなく、また私の訳を参照し
今日が終わってしまう前に、湯浅さん(湯浅 誠 - Google 検索)の話を聴いてきた件について書くよ。 ここはTumblelogだから「5W1Hですます」な話はどうでもいいよね。 全4回、4人の講演者のうち湯浅さんの話に一番衝迫力があったのは、「貧困」というテーマの重さもさることながら、やはり「考え」「行動している」点で高度なバランスが取れている人だからだと思う。 2009年2月27日、雪が降った今日、銀座一丁目の高架下で震えているホームレスにお金をあげようかどうか迷って結局たじろいでしまったぼくがこの話を聴いたのも、なんらかの巡り合わせじゃなかったかと思う。 以下、話を聴きながらのメモをほぼまんま晒しておきます。沢山の人が読むべきだと思うから。 //——————————————————— 派遣村は終わったが、テレビに映らなくても現実は続いている こういう活動自体は「もやい」でずーっとや
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