30日にイスラエルがレバノンで行なった愚挙が原因で全世界からブーイングを喰らっている。既報の、54人の命を奪ったカナへの空爆に対する怒りだ。それを受けてイスラエルは31日、48時間の空爆中止を発表した。 今回、世界中が怒りの声を上げたわけは、犠牲者の内37人もが子供であったからだろう。さもなくば、世界中のマスコミが大々的に報道しなかっただろうし、読者や視聴者の心に届かなかったはずだ。 だが、私はそこに疑問を感じる。確かに、子供は「社会の宝」だし、我々大人が守ってやらねばならない存在だ。しかし、命の重さに年齢の高低は関係ないはずだ。かく言う私も、この種の記事を書く時、子供の数をしばしば書き入れる。それは、加害者側が、攻撃理由に“テロリスト”の存在を挙げるからだ。つまり、子供の犠牲を書くことによって、攻撃の正当性を「根拠に乏しい理屈付け」としたい意図を働かせているのだ。それを、一部の人たちは、
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