新たなサーバー環境構築ツールとして普及が始まっているDockerは、その開発も積極的に行われている。そこで本連載記事では、4回に渡って最近Dockerに実装された新機能について紹介していく。今回は、Dockerのボリュームプラグインとストレージドライバについて紹介する。 Dockerの「ボリュームプラグイン」と「ストレージドライバ」 昨今のDockerでは、各機能を個別のコンポーネントに分離する方向で開発が進められている。ストレージ関連の処理もすでに分離されており、「ボリュームプラグイン」やストレージドライバ」を使って目的や環境に応じた設定を行うことが可能になっている。この2つは名前が似通っているため混乱しやすいが、まったく別のものだ(図1)。 図1 ボリュームプラグインとストレージドライバ まずボリュームプラグインだが、これはコンテナ外のストレージをコンテナ内に「ボリューム」としてマウン