『公共空間としてのコンビニ 進化するシステム24時間365日 (朝日選書 847)』を読了。これまたお馴染み、書店で平積みになっていたのを何となく買ってみたもの。コンビニ業界への転職を狙っている、とかいう意図は無いですからね。 何となく買ってみたものとはいえ、非常に楽しめました。タイトルの通りコンビニ=コンビニエンスストアについて研究した本ですが、単なる業界研究では終わらず、「ある店舗を24時間定点観測する」「コンビニが日本文化に及ぼした影響を考える」など幅広い視点からコンビニとは何かを考えています。現在の日本における「コンビニという現象」を捉えるのに、最適な本の1冊ではないでしょうか。 ※ただ1つだけ気になったのは、「コンビニが日本人の生活習慣、そして文化までも狂わせたのではないか」という仮説。確かに画一的な商品や24時間営業といったものが、日本人の嗜好や習慣を変えていった面は否めません