独走態勢に入った民主党ヒラリー・クリントン(写真上左)と共和党ドナルド・トランプ(写真上右)、それぞれを追う民主党バーニー・サンダース(写真下左)と共和党テッド・クルーズ(写真下右) 米大統領選候補指名争いのヤマ場「スーパーチューズデー」(3月1日)が終わり、民主党はヒラリー・クリントン候補が、共和党はドナルド・トランプ候補が他候補を引き離し、指名獲得へ前進した。 争点の1つであるTPP(環太平洋パートナーシップ協定)については、各党上位2候補者の計4名とも反対を表明している。 【与党・民主党】 ヒラリー・クリントン:TPP反対(賛成から転向) もともとは賛成派だったが、2015年4月に「雇用を創出し、賃金を上げ、安全保障を促進する協定になっていない」と反対を表明した。先月22日には米ミネソタ州の有力紙『スター・トリビューン』に、「中国や日本などのアジア諸国は、通貨の価値を下げることで意図