阪急電鉄は13日、一部車両の車体に、性能データが改竄されたアルミ製材が使用されていることを明らかにした。安全が確認されているとして交換は行わないという。 車両は平成25年以降に導入された神戸線、宝塚線の通勤電車「1000系」と京都線の「1300系」で、不正部材を使っている車両数は分かっておらず、調査をする予定。 車両メーカーの日立製作所によると、不正部材により、車体の外壁が設計より0・数ミリ厚くなっていたりしていた。出荷時の検査で重量や強度に問題はないことを確認しているという。 鉄道関連では、JR東日本、東海、西日本の新幹線の台車部品などで不正部材が使用されていることが判明。JR西では車両メーカーに交換費用負担を求めることにしている。一方、近鉄、阪神、京阪、南海の関西私鉄大手各社も、不正部材が使われていないか調査を進めている。