「自虐の詩」などで知られるマンガ家、業田良家さんの短編マンガ「ゴーダ哲学堂 空気人形」が映画化されることが分かった。配給元のアスミック・エースが発表した。映画「歩いても 歩いても」などで知られる是枝裕和監督が9年がかりで映画化にこぎ着けた。主人公の「空気人形」は韓国の人気女優ぺ・ドゥナさんが演じる。 「空気人形」は、マンガ誌「ビッグコミックオリジナル」(小学館)に連載された業田さんの短編集「ゴーダ哲学堂」の1編が原作。古びたアパートに暮らす秀雄(板尾創路さん)の等身大の空気人形(ペさん)が「心」を持ってしまい外出するようになる。レンタルビデオ店で働く純一(ARATAさん)と出会って、その店でアルバイトを始めてひそかに純一に思いを寄せる……というラブストーリー。人形師の役でオダギリジョーさんも出演している。撮影は、映画「花様年華」や「春の雪」で知られる台湾生まれのリー・ピンビンさんが担当した