スーダン南部ジュバ(Juba)に設けられた投票所で、一票を投じる直前に歌うスーダン人民解放運動(Sudan People's Liberation Movement、SPLM)のメンバー(2010年1月9日撮影)。(c)AFP/Roberto SCHMIDT 【1月9日 AFP】スーダン南部の分離独立の是非を問う住民投票が9日午前8時(日本時間同日午後2時)に始まった。 投票は7日間にわたって行われ、結果は単純多数で決まる。今回の住民投票は、約200万人が死亡した1983~2005年の南北の内戦を終わらせた2005年の包括和平合意の柱。前夜から多くの有権者が投票所前に列を作るなど有権者の出足は好調だが、住民投票が有効となるには60%以上の投票率が必要とされているため、スーダン南部の自治政府は有権者に投票を呼びかけている。 スーダン内戦が終結するまでの15年間、北部の軍事行動を指揮したオマル