世界名作劇場は、1975年の『フランダースの犬』を皮切りに、毎年1作ずつ、1年をかけて児童文学の名作をアニメーションで丁寧に見せる人気シリーズでした。その歴史は、1997年放映の『家なき子レミ』まで、実に22年の長きに渡って、日曜日のお茶の間の楽しみでした(2007年にBSフジにて『レ・ミゼラブル 少女 コゼット』、2008年『ポルフィの長い旅』、2009年に『こんにちはアン~Before Green Gables』にて一時復活)。世代によって名前の挙がる作品は違えど、少年・少女時代に、このシリーズで児童文学の世界に感銘を受けたという人は多いでしょう。 このシリーズを手掛けていた日本アニメーションは、創業時から「世界中の子どもたちと家族に向けた、心を豊かに育むアニメーションづくり」を標ぼうする老舗のアニメスタジオ。名作劇場のシリーズ以外にも、『ちびまる子ちゃん』や『みつばちマーヤの冒険』、