東京(CNN) 東シナ海の尖閣諸島(中国名・釣魚島)を巡って日本と中国の対立が続いている。どちらも引き下がろうとしない「チキンレース」に、終わりが見える気配はない。 幸いなことに争いは非難の応酬にとどまっているものの、双方の船舶や戦闘機が不穏な動きを繰り返すなど、一触即発の状態が続く。 両国は10月23日、日中平和友好条約の発効から35周年の節目を迎えた。祝賀ムードが高まらなかったのも無理はないが、これは緊張緩和への道を探る良い機会かもしれない。 対話を後押しするためには、日本の安倍晋三首相と中国の習近平(シーチンピン)国家主席の首脳会談を設定するなどして双方の納得できる着地点を見つける必要がある。 だが非難の応酬を鎮め、首脳会談を開くまでの道のりは遠そうだ。 習主席は尖閣問題での日本の態度を攻撃的だと非難し、10月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)では韓国の朴槿恵(パククネ)大統領と
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