【乙部】館浦地区の旧ACCホテルを全面改装し、社会福祉法人江差福祉会(樋口英俊理事長)が運営する「バリアフリーホテル あすなろ」(館浦494)が21日にオープンする。障害者や高齢者、その家族らの利用を優先するサービスを目指しており、同法人によるとソフト・ハード面ともに完全バリアフリーのホテルは全国初。知的障害者の雇用を積極的に図り、樋口理事長は「できる限りのサービスで新幹線時代を見据えながら地域を盛り上げたい」としている。 ホテルは鉄骨造り2階建て延べ床面積約2534平方㍍。同法人が旧ACCホテル側から土地と宿泊施設の無償譲渡を受け、昨年11月に着工、総工費7億1000万円で完全バリアフリーにした。 客室は一般から高級仕様の3種類で計29室、最大宿泊人数は70人。自動ドアやリクライニングベッド、介護者用のベッド、車いす利用者らが使いやすい書斎を備える。1階の共用浴場は男女ともに車いすで移動