鈴木亮平が主演を務めるNHK大河ドラマ『西郷どん』の第28話「勝と龍馬」が29日に放送され、平均視聴率は11.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことがわかった。 いきなりダメ出しになるが、まずこの「勝と龍馬」というサブタイトルがあからさまな「釣り」だったことを指摘しておきたい。確かに、勝海舟(遠藤憲一)も坂本龍馬(小栗旬)も登場したし、勝は西郷吉之助(鈴木)に大きな影響を与えたようだ(後述する)。だが、龍馬はいきなり出てきて西郷にガラ悪く絡んだだけで、なんの意味もない登場に終わった。 それに、今回で話の中心となったのは第一次長州征伐の顛末であって、「西郷と勝海舟・坂本龍馬の出会い」ではない。それなのに、あたかも幕末の有名人2人が話のメインになるかのようなサブタイトルで視聴者の関心を集めようとするのは、少々さもしい気がした。 だが28話には、こんなことがどうでもよく思えるほどの地雷が