「モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか」 ─ タイトルでなんとなく敬遠してた。一時期流行した「〜2.0」の延長で、さらに先を見越して「〜3.0」なんて言葉も使われることがあったけど、あの流れを汲んでるのかと思ってたからだ。でも、読んでみて良かった。より明確に、目指すべき方向がみえたというか。 本書の中で必読の15冊でとりあげられている「セムラーイズム」。ボクが理想の会社だと考えているのが、この本の題材のセムコというブラジルのコングロマリットだ。セムコ社は今までの経営やマネジメントの常識と言われるところから、著しく逸脱した企業運営方法によって、ハーバードビジネスレビューなど始め、世界中の多くのビジネス、経済研究者から注目されている会社だ。ボクはハーバードビジネスレビューでその存在を知り、この「セムラーイズム」や「奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ」などを読んで、