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ブックマーク / essa.hatenablog.com (13)

  • 連鎖するハッキングとしての歴史 - アンカテ

    当に「"つぶやき"では革命は起こせない」のか? - Future Insight ここで、id:gamellaさんは、マルコム・グラッドウェルの「"つぶやき"では革命は起こせない」という記事を紹介して、最後に軽く異議をとなえている。 これは、社会を見る二つの見方を象徴していると思う。それは、「抽象化」と「ハッキング」だ。 グラッドウェルは、FacebookやTwitterの細かい所にこだわらないで、「弱い絆」という概念で抽象化して、それを論じている。具体的な個別のサイトを直接論じるのではなく、ソーシャルメディア一般の機能として抽象化して考えることで、その限界を明らかにしている。 社会というのは複雑な現象だから、「抽象化」は大きな武器だ。 しかし、おもしろいのはここからで、「弱い絆」には「弱い絆」に非常に適した形の活用方法が多数存在する。例えば、骨髄移植の適格者が現れなかった場合、「○○を

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    tacchini 2011/02/21
  • 一斉同報送信からクラスタの時代へ - アンカテ

    今年も、尖閣ビデオからtwitterによる不倫暴露まで、さまざまな「流出事件」が話題となったが、私が一番衝撃を受けたのは、警視庁の公案資料流出事件だ。 捜査関係者によると、警視庁には情報管理部門が管理して外部に接続していない庁内LANがあり、アクセス制限などセキュリティーが徹底されている。しかし、外事3課内には庁内LANとは別のネットワークが組まれていたという。 しかも、この記事によると、問題の外事3課内には、セキュリティが考慮されてない「別のネットワーク」が組まれていて、このネットワークを通して、機密資料が誰にでも閲覧できる状態だったと言う。 これは一般の企業ではよくあることだ。システム部門等全体を統括する部署は、万が一の漏洩のリスクを減らすことを重視するので、現場の不便さを考慮しないで、必要以上に厳格なシステムを導入しがちである。現場はそれでは仕事にならないので、何とかして抜け道を探し

    一斉同報送信からクラスタの時代へ - アンカテ
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    tacchini 2010/12/30
  • 「序列」信仰とスモールワールドネットワーク - アンカテ

    Here Comes Everybody: How Change Happens when People Come Together このの9章で、著者のクレイ・シャーキーは、ネットの中で人々はこんな感じでつながるという話をしている。 この図は、スモールワールドネットワークという理論に基くものだが、ポイントは以下のような所だと思う。 上下の階層構造は無くても秩序は保たれる 全ての人や集団が対等であっても、社会がバラバラになるわけではない 集団内の緊密さや濃いつながりと、社会全体のまとまりは両立する ネットによって、これまで「権威」とされていたものの化けの皮が剥がされ、上から下を管理する形の秩序が壊れている。その時に、人々が個別に分断化され、個人でバラバラに世界全体と対峙することになるというイメージを持っている人が多いように感じる。 たとえば、私は、「就活」という言葉が、カルト宗教のような

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    tacchini 2010/12/30
  • 「圏外からのWeb未来観測」に大物ゲストが続々登場! - アンカテ

    圏外からのWeb未来観測:第4回 ネットコミュニケーションのおもしろさに賭けた挑戦|gihyo.jp … 技術評論社 私が、Web+DB Press誌で連載している、「圏外からのWeb未来観測」ですが、第4回は、id:naoya こと、伊藤直也さんです。 naoyaさんの転身については、疑問の声が多かったように思うし、私自身も「何でグリー?」という気持ちがありました。 しかし、じっくり話を聞いてみると、naoyaさんの中では、「転身」というよりは、はてなでもグリーでも一貫して、「自分が当に情熱を傾けることができることは何か?」という、一つのことを追求しているように感じがして、すごく納得できました。 そして、来週発売の、第5回のゲストは、Winny開発者の金子勇さんです。 WEB+DB PRESS Vol.60 私は、金子さんが逮捕された翌日に次のようなエントリを書きました。 Winny開

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    tacchini 2010/12/21
  • 「ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である」 -- 10代の子供に読ませたい本 - アンカテ

    ネットで成功しているのは〈やめない人たち〉である 何と言ってもこのタイトルが素晴しいと感じて、一刻も早く読みたいと思った。ありがたいことに、私はこのの材料となったブロガーへのアンケートの回答者に選んでいただいていたので、すぐに、著者のいしたにさんから「献をさしあげますので、送付先をメールしてください」というお知らせが来た。 しかし、それが、どういうわけか、そのメールを送るのが億劫で仕方なかった。翌日回し、翌々日回しにしているうちに出しそびれてしまった。 そのうちにいくつかレビューが出はじめたので、屋に行って買おうとしたら、発売は少し先になると言われた。「しまった!献を受け取れば発売前に早く読めたのに!」と思い、メールで連絡の遅れをおわびしてやっぱり献で読ませてもらおうと思った。 しかし、これがまた、どういうわけか、またもや、そのメールを送るのが億劫で仕方なかった。翌日回し、翌々日

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    tacchini 2010/12/15
    アルファブロガーをテーマに書いたら、アルファブローが書くわな。そしたら売れる。hobbyjapanのジオラマ作者みたいに。
  • CGMコンテンツという金鉱の脇でスコップを売る男 - アンカテ

    MacBook Airの発表を見てて印象に残ったのは、iLifeの方だった。特に、iMovieの「予告編ツクール」とでも呼びたくなる機能。 映画の予告編のテンプレートみたいなものが用意されていて、そこに数秒程度のクリップをドラグドロップでハメこんでいくと、フルオケの立派なBGMがついた予告編ができあがる。ハメこむ枠には「メンバー全員が写っているクリップ」とか「動きのある場面」とか「各人のクローズアップ」のようなガイドがあって、その指示に従って、編集すべき素材から選んでいくようになっているようだ。これによって、家族旅行とかでダラダラ取った素人っぽい映像が、ピリっと引き締まったインパクトのある予告編になってしまう。 私は、この手のソフトはほとんど触ったことがないので、これがどの程度画期的なものかはわからないが、あのテンプレートには、いろいろな所にプロのノウハウが織り込まれているような気がする。

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    tacchini 2010/10/27
  • 主夫でWebサイト自営という生き方 - アンカテ

    圏外からのWeb未来観測:第3回 主夫でWebサイト自営という生き方|gihyo.jp … 技術評論社 私が、Web+DB PRESS誌で連載している「圏外からのWeb未来観測」の第3回が gihyo.jp で公開されました。 今回のゲストは、阿部昭敏君という非常にユニークな生き方を実践している人の話なので、プログラマ以外の方にも是非読んでいただきたい内容となっています。技術的な話は前半だけで、「主夫になるまで」という所からは、ほぼ、一般の人にも楽しめる話だと思います。 それで、メイキングというか裏話というか、インタビューをして記事としてまとめた後になって、ジワジワ考えてしまったことがあったので、ここで、それを書いてみます。 阿部君とは、17年前に同じ会社で一緒に仕事をしていて、直接合うのは当に久しぶりだったのですが、話してみて、すごくイキイキと仕事をしていることを感じました。 一般的に

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    tacchini 2010/10/27
  • 実は飲食店は他が見習うべき先端の業種になってるのでは? - アンカテ

    小さなお店のツイッター繁盛論 お客様との絆を生む140文字の力 外チェーンは、個人経営のレストランや喫茶店が一般的であった時代に、そういう商売とは縁が無さそうな、工場の生産管理や大規模組織の運営ノウハウを、外という領域に持ちこんで成立した業態ではないかと思う。 それによる低価格で均一のサービスが提供できるようになって、個人経営の店は激減した。雑貨店や八百屋、魚屋等とコンビニの関係も同じだと思う。 村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のあたりには、「システムと見込みの無い戦いを続ける個人」というモチーフが繰り返し出てくるけど、80年代に、そういうシステムや中央集権的な組織の圧倒的な力によって町の様相が一変していく様を見ていると、世の中から「個人の顔」というものが消えていくのは、もうどうしようもない既定事実のような気がしたのを思い出す。 そういう、ここ数十年の流れが今、

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    tacchini 2010/07/20
  • WSJの誤報炎上について - アンカテ

    WSJが誤報で炎上している模様。 このエントリがわかりやすい。 Google、ネット中立性で方向転換?それともWSJの勇み足? | JOURNAL | FERMAT 日からYouTubeを見ると、同じ動画ファイルが何十万回も太平洋を越えてダウンロードされる。これはどう考えても無駄なことで、一度ダウンロードしたものをみんなで見るようにすれば、海底ケーブルの貴重な回線を効率的に利用できる。 それを利用者に意識させないでしようというのが、Edge Cashing という技術ではないかと思う。YouTubeのキャッシュサーバを日に置き、日の利用者がYouTubeを見た時にはそこにアクセスするようにしておけばいいという話。 海底ケーブルを無駄に浪費していると、そのコストは回り回って最終的には利用者の負担となる。それを未然に防ぐということだから、これは誰も損しない話で、どんどん進めるべき。むしろ

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  • 2003年の「圏外からのひとこと」を振り返る - アンカテ

    年末で「今年一年を振り返る」系の話がたくさんありますが、ちょっとヒネって「このブログの5年前を振り返る」という企画を立ててみました。 私がブログ(当時はWeb日記と言っていましたが)を書き始めたのは、2002年の11月です。当初は、tDiaryというWeb日記のソフトを使って、「圏外からのひとこと」というタイトルでレンタルサーバで独自運用していました。その時のコンテンツも、一括で移行してこのブログのアーカイブに含めています。*1 最初は、ソフトウエア開発の技術メモとして書き始めたのですが、書いているうちに、書きたい内容が広がっていって、今のようにあちらこちらにいつくようなブログになっていきました。ちょうど、2003年は、テーマが爆発的に拡散していった時期になります。 でも、基的には同じようなことを書いているんだなあという感じもしました。 いくつか、キーとなるエントリをリンクしながら*2

    2003年の「圏外からのひとこと」を振り返る - アンカテ
  • price 本位制から link 本位制へ - アンカテ

    ネットはtextによるコミュニケーションが実はほとんど成立していないことを明らかにした。 ネット文化圏の勢力図を作ってみた。 - 山田井ユウキ - builder by ZDNet Japan ここに出てくる文化圏のそれぞれに、独特の context (文脈)がある。contextを共有している範囲では楽に通じる言葉も、一歩外へ出るとびっくりするほど通じない。 text は context が共有されてないとうまく使えないコミュニケーションツールで、その有効範囲は限られている。ネットによる生の情報発信が容易になったことから、それが可視化されてきたのだ。 それで、これを補う汎用的なコミュニケーションツールとして、 price がある。 株式市場はコミュニケーションの場であり、そこでは経済全般の状況や個々の企業の状態、そして政治や天候など関連するさまざまなテーマについての議論が行なわれている。

    price 本位制から link 本位制へ - アンカテ
  • ネットの重心とリアルの重心の中間 - アンカテ

    iPhoneの自由とオープンさは最上級でなくて常に比較級というエントリに書いたことはグーグルにもあてはまるような気がするので、それを一つの抽象的なモデルにしてみたいと思う。 つまり、この両社の戦略は「ネットの重心とリアルの重心のちょうど真ん中」という位置をキープすることであるということ。 ネットの重心とは、ユーザの行動をユーザの選択に完全にまかせるようなサービス。携帯であれば、中身が公開されていて、ユーザがソフトを全ていじれるような携帯電話。検索であれば、一切の広告が無くて、クローラーの集めたデータから自動生成された検索結果だけを見せるサービス。 ユーザにとってのメリットは極大だが、サービス提供者には一切見返りが無いような形態。 リアルの重心とは、ユーザの行動をサービス提供者側の論理だけで制限するようなサービス。従来のキャリア主導の携帯やバナー広告つきのポータルサイトのようなもの。 他に選

    ネットの重心とリアルの重心の中間 - アンカテ
    tacchini
    tacchini 2008/07/24
    アップルとグーグルのたっているところ。
  • 「トレンド」に焦点を当てるのがギーク、「今」に焦点を当てるのがスーツ - アンカテ

    満足せる豚。眠たげなポチ。:Jeff Bezos が語る Amazon は何を考え続けているのか? Amazon の創業者 Jeff Bezos のインタビューの抄訳だが、ひとつひとつの言葉が非常に示唆に富んでいる。 問い続けるべきは、「この5〜10年で何が変わるのか?」ではなく、「この5〜10年で変化しないものがあるとしたら、それは何か?」なのだ。 そして、もう一つ変化しないものがある。「世界は見通しやすくなっていく」という傾向だ。これからも情報はより手に入れやすくなっていく。 特にこの二つの言葉が印象に残った。 アマゾンはネット関連の企業の中でも老舗であり、今より単年度の損益が重視されている時代に起業している。だから、将来を嘱望される一方で、現実的な数字がなかなか黒字化しないことが、問題にされてきた。「アマゾンは永遠の金い虫で、そこに投資している連中はみんな騙されているんだ」みたいな

    「トレンド」に焦点を当てるのがギーク、「今」に焦点を当てるのがスーツ - アンカテ
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