顕生代の生物多様性(属レベル)の推移。横軸は年代を表し単位は百万年。灰色が大量絶滅を最初に示したセプコスキのデータ、緑色が"well-defined"データ、黄色の三角が5大絶滅事件。右端の6550万年前の谷が恐竜が絶滅したK-Pg境界 K-Pg境界(ケイ・ピージーきょうかい、英: Cretaceous-Paleogene boundary)とは、地質年代区分の用語で、約6550万年前[1]の中生代白亜紀と新生代古第三紀の境目を指す。この時、顕生代における5回のうち最後の大量絶滅が発生した[注釈 1]。かつては白亜紀と第三紀の境と見なされK-T境界 (ケイ・ティーきょうかい、英: Cretaceous-Tertiary boundary)と呼ばれていた。 恐竜などの大型爬虫類やアンモナイトが絶滅したことで有名であるが、海洋のプランクトンや植物類にも多数の絶滅種があった。種のレベルで最大約7