東京電力福島第一原子力発電所で、3号機の燃料プールの冷却システムが停止するトラブルが発生し、東京電力と国の原子力規制庁で現場の確認を行っています。 福島第一原発では、先月18日にも、停電に伴って1号機と3号機と4号機の燃料プールの冷却システムなどが停止するトラブルが起きています。 5日午後2時半ごろ、福島第一原発の3号機にある燃料プールの冷却システムで、電源系統が故障したことを示す警報が作動し、東京電力が確認したところ、冷却システムが停止していました。 3号機のプールには使用済み燃料が514本、使っていない燃料が52本の、合わせて566本が保管されていて、東京電力によりますと、プールの温度は午後2時現在で15.1度だということです。 水温の上昇は、1時間当たりおよそ0.14度と想定されていて、東京電力の安全上の規定で定められている65度に達するまでに、およそ2週間あるということです。 この