OpenSSLの開発チームは、アップデートとなる「OpenSSL 1.1.0a」「同1.0.2i」「同1.0.1u」をリリースした。CVEベースで14件の脆弱性を解消している。 今回修正された脆弱性のうち、もっとも重要度が高い脆弱性は、OCSPステータスの要求処理に起因する「CVE-2016-6304」。メモリの消費により、サービス拒否を引き起こすことが可能となる脆弱性で、重要度は4段階中2番目にあたる「高(High)」にレーティングされている。 また重要度が「中(Moderate)」の脆弱性「CVE-2016-6305」を修正したほか、「低(Low)」の脆弱性12件を解消した。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。 CVE-2016-6304 CVE-2016-6305 CVE-2016-2183 CVE-2016-6303 CVE-2016-6302 CVE-2016-2