居酒屋で焼酎を割って飲むという新しいメニューのジャンル開発ができた。 テリー植田(=植田):ハイサワーレモンが定番ですが、何年目ですか?また開発の経緯を教えて下さい。 田中秀子(=田中社長):今年で31年を迎えました。もともと武蔵小山にある町のラムネ工場で、駄菓子屋さんや縁日で売っていました。 夏はいいのですが冬はすごく暇だったんですね。さらに日本は戦争に負けてコカコーラなど大手にそういった商品がたくさん輸入されて作るものがなくなってしまったんですよ。でも、それがポイントだったと思うんです。お酒は寒くても飲むので、お酒で割るものがあったいいんじゃないかと考えたのが始まりで、それがハイサワーのレモンなんです。 植田:そうなんですね。当時はお酒を割るという習慣はあったのですか? 田中社長:当時、お酒を扱うお店でウィスキーとか日本酒とかビールがメインで、焼酎を割るというのが皆無で、焼酎そのものを