後藤聡・北海学園大教授の研究で明らかに 4、7、8が入ると答えるのに時間がかかるが、同じ数同士はスラスラ出てくる−−。かけ算の「九九(くく)」の数値ごとの回答傾向が、後藤聡・北海学園大教授(教育心理学)の研究で明らかになった。後藤教授は「算数が苦手な子どもたちが授業を理解するためにはどう教えたらいいのか、現場でのヒントにしてほしい」と話している。 算数は初歩でつまずくと先に進めず、長期の学業不振に陥る可能性がある。後藤教授は1990年ごろから研究を始め、日本教育工学会など複数の学会で成果を発表してきた。